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大学の条件
大衆化と市場化の経済分析
発行:東京大学出版会
A5判
284ページ
価格
3,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2015年12月1日
- 登録日
- 2015年12月21日
- 最終更新日
- 2017年8月21日
紹介
日本の大学には公的資金の投入が少なく,個々の家計に教育費の負担が重くのしかかっている.実証データを経済学的に分析し,大学進学機会の平等化が経済政策としても合理的であること,大学がエリートだけではなく,社会全体を支えるみんなのためにも有益であることを主張する.
目次
序章 それでも大学はみんなのためにある
I なぜ大学に進学しないのか――「家族資本主義」の限界
1章 「後期大衆化」段階の深い溝
2章 大学に進学しない理由(1)――顕在的進学需要の経済分析
3章 大学に進学しない理由(2)――進学と就職のゆらぎ
4章 大学に進学しない理由(3)―――ゆらぐ専門学校の立ち位置
5章 学力があるのに,親が大卒なのに,なぜ進学しないのか――家族資本主義の形成
6章 家族資本主義の帰結――機会不平等の政策的含意
II 雇用効率と学習効率の接続――大学教育の経済効果
7章 大衆化しても上昇する大卒プレミアム――平等化のための効率的公共投資
8章 誰のための大学か――費用負担の経済分析
9章 学習効率から雇用効率への接続――学び習慣仮説の提唱
III ポスト大学改革の課題――経営と政策のシナリオ
10章 日本的家族と日本的雇用の殉教者――幽閉された学生の解放
11章 制度改革から経営革新への転換――大学の使命―冒険・時間・仲間
終章 精神・制度・資源の再構築――みんなのための大学政策
参考文献
あとがき
人名索引
事項索引
上記内容は本書刊行時のものです。