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蜂起  〈インティファーダ〉 鈴木 啓之(著/文) - 東京大学出版会
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蜂起 〈インティファーダ〉 (ホウキ インティファーダ) 占領下のパレスチナ 1967-1993 (センリョウカノパレスチナ)

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A5判
400ページ
定価 5,800円+税
ISBN
978-4-13-036301-3   COPY
ISBN 13
9784130363013   COPY
ISBN 10h
4-13-036301-8   COPY
ISBN 10
4130363018   COPY
出版者記号
13   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年3月
書店発売日
登録日
2020年1月29日
最終更新日
2020年4月8日
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書評掲載情報

2020-07-11 日本経済新聞  朝刊
評者: 保坂修司(日本エネルギー経済研究所理事)
2020-06-28 読売新聞  朝刊
評者: 篠田英朗(国際政治学者、東京外国語大学教授)
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紹介

1987年にパレスチナでなぜイスラエルに対する民衆蜂起(インティファーダ)が起きたのか? パレスチナ人の抵抗の歴史と蜂起の背後にあった構造的な変化を,さまざまな史料を渉猟しスリリングに描き出す.パレスチナ問題に新たな視角を提供する画期的な論考.【第9回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】

目次

序 章  
 問題の所在と背景
 先行研究と課題
 作業課題と分析の方針
 依拠する資料と情報
 本書の構成

I 占領下の人々 

第1章 占領と人々――イスラエルとヨルダンのはざまで 
 1 はじめに
 2 占領の始まり
 3 継続したヨルダンとの関係
 4 蒔かれたインティファーダへの種
 5 おわりに

第2章 「自治」に反対,独立国家に賛成――自治構想への抵抗
 1 はじめに
 2 パレスチナ人指導者の「誕生」
 3 キャンプ・デーヴィッド合意が生んだ行動原理
 4 「PLOへの支持」の戦略的側面
 5 おわりに

第3章 鉄拳政策との対話――「指導者を隠す」抗議活動
 1 はじめに
 2 組織活動の時代へ
 3 「指導者を隠す」工夫
 4 蜂起を繰り返した1980年代
 5 おわりに

II PLOと西岸・ガザ地区

第4章 PLOと西岸・ガザ地区――政治外交の発展と「独立国家」の模索
 1 はじめに
 2 パレスチナ全土解放から国家建設へ
 3 ヨルダンとの関係改善
 4 インティファーダ直前のPLO
 5 おわりに

第5章 インティファーダ――蜂起の政治空間とPLO
 1 はじめに
 2 蜂起の政治空間
 3 政治外交を強めるPLO
 4 蜂起を維持する努力
 5 おわりに

第6章 和平交渉と西岸・ガザ地区――インティファーダの終焉
 1 はじめに
 2 蜂起の変容
 3 マドリード和平会議への参加
 4 オスロ秘密交渉と西岸・ガザ地
 5 おわりに

終 章 蜂起とパレスチナ
 インティファーダとパレスチナ問題
 蜂起の時代は遠ざかったのか?
 新しい抗議活動
 分析の限界と今後の課題


The Mass Uprisings〝Intifada":
Occupied Palestine 1967-1993
Hiroyuki SUZUKI

著者プロフィール

鈴木 啓之  (スズキ ヒロユキ)  (著/文

東京大学中東地域研究センター特任准教授

上記内容は本書刊行時のものです。