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国境を越える危機・外交と制度による対応
アジア太平洋と中東
発行:東京大学出版会
A5判
336ページ
定価
5,800円+税
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2020年7月
- 書店発売日
- 2020年7月6日
- 登録日
- 2020年4月29日
- 最終更新日
- 2020年6月23日
紹介
アジア太平洋と中東を主な分析対象地域として,政治的危機と経済危機という国境を越える二つの危機の原因,危機の直接的な帰結とそれに対応するための処方箋,および危機の予防という三つの問題を考察する.国際危機に対して今後の知見を広げる.
目次
序 章 国境を越える危機――その原因,帰結と対応,そして予防(保城広至)
第I部 危機の原因と直接的対応
第1章 アジア・中東――危機と秩序の構図(保城広至)
第2章 戦後日米同盟の危機とレジリエンス――安倍=トランプ政権下での日米同盟の二つのシナリオと危機対応(西川 賢)
第3章 米中関係と危機――政治的意思による安定とその脆弱性(佐橋 亮)
第II部 危機の帰結
第4章 「危機的」な日中関係と対中感情温度(伊藤亜聖)
第5章 国際危機と日韓関係――日韓パートナーシップ宣言の促進剤としての国際危機(曺 良鉉)
第6章 アジア通貨金融危機と中央銀行の独立性強化――危機の責任とIMFコンディショナリティ(岡部恭宜)
第III部 危機の予防
第7章 戦争の危機と重要施設の移転――日中の比較史(丸川知雄)
第8章 危機対応の制度化としての予防外交――OSCEモデルの中東への適用案(中村 覚)
第9章 仮想通貨をめぐる危機対応と規制――古い革袋に新しい酒?(中川淳司)
あとがき(保城広至)
付録 国際政治危機年表・経済危機年表(松岡智之・保城広至)
上記内容は本書刊行時のものです。