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人生行動科学としての思春期学 笠井 清登(編集) - 東京大学出版会
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人生行動科学としての思春期学 (ジンセイコウドウカガクトシテノシシュンキガク)

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A5判
336ページ
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-13-011148-5   COPY
ISBN 13
9784130111485   COPY
ISBN 10h
4-13-011148-5   COPY
ISBN 10
4130111485   COPY
出版者記号
13   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年9月
書店発売日
登録日
2020年7月30日
最終更新日
2020年9月11日
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紹介

人生という長期的行動を,その原動力となる主体性が確立される時期としての思春期・青年期(AYA)に着目して理解し,この時期が生涯発達や精神的不調からの回復にどのような意味を持つかを問う.最新の科学知および実践知にあふれる教育関係者・支援者必読の書.

目次

はじめに(福田正人)

I 私たちはどう生きるかを脳・生活・人生から考える
  1 人生行動科学――思春期に培う主体性(笠井清登)
  2 生活史戦略から考える人生(長谷川壽一)
  3 言語の起源――思考かコミュニケーションか(岡ノ谷一夫)
  4 主体性と生活の脳基盤(柳下 祥)
  5 ライフストーリーから考える「いかに生きるか」(能智正博)
  コラム1 インターネットと生活行動習慣(森田正哉)

II AYA世代の健康と発達を調べる
  6 思春期保健への国際的取り組み(安藤俊太郎)
  7 世界の出生コホート研究と東京ティーンコホート(山崎修道)
  8 AYAの脳科学(小池進介)
  コラム2 ジェンダーと主体性(正岡美麻)

III 精神的・身体的不調からの回復を支援する
  9 人とのかかわりを通じて――発達障害と精神療法(青木省三)
  10 言葉と内省にもとづいて――精神分析的心理療法(笠井さつき)
  11 行動を手がかりに――認知行動療法と行動活性化(横山仁史・岡本泰昌)
  12 主体性を大切に――求められる支援とは(山口創生)
  13 心と身体の統合的支援(近藤伸介)
  コラム3 学校改造計画――若者の当事者研究(向谷地生良)
  コラム4 バリアフリーとコ・プロダクション(熊谷晋一郎)
  
IV AYAの人生行動を支援する
  14 学校場面の心理発達と支援(市川絵梨子)
  15 AYA世代と居場所(中原睦美)
  16 いじめ・ひきこもり支援(平野直己)
  17 自殺予防・危機介入(大島紀人)
  18 加害少年の取り返せない過去に寄り添う(青島多津子)
  19 身体・知的・精神の重複障害のある人のトランジション(熊倉陽介)
  コラム5 トラウマインフォームドケア(亀岡智美)
  コラム6 ピアサポートとリカバリーカレッジ――経験者だからこそできること(宮本有紀)

V 生活の中で人生行動科学を体験する
  20 精神障害の子どもの親の立場から――貴重な出会い(島本禎子)
  21 医療的ケア児の家族の立場から(三ツ井幸子)
  22 ユースメンタルサポートColorの活動を通して(田尾有樹子)
  コラム7 メディアを活用したAYAの健康啓発(中野彰夫)

著者プロフィール

笠井 清登  (カサイ キヨト)  (編集

東京大学医学部附属病院教授

岡ノ谷 一夫  (オカノヤ カズオ)  (編集

東京大学大学院総合文化研究科教授

能智 正博  (ノウチ マサヒロ)  (編集

東京大学大学院教育学研究科教授

福田 正人  (フクダ マサト)  (編集

群馬大学大学院医学系研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。