.
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
書店注文情報
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:
思想史の中の日本と中国 第I部
歴史の「基体」を尋ねて
発行:東京大学出版会
四六判
232ページ
定価
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年12月
- 書店発売日
- 2020年12月2日
- 登録日
- 2020年7月30日
- 最終更新日
- 2020年12月11日
紹介
何を論じれば中国思想を論じたことになるのか.それは日本人にとって他者なのか,自らをも顧みることなのか.現代中国の俊英が溝口雄三の方法や昭和史論争を読み解く,日中比較思想史の新展開.日中の彼此から歴史における客観性,政治,記憶のアクチュアリティをめぐる思索へと読者を誘う.
目次
クリオの顔――日本の読者へ
上編 中国の歴史の脈動に真を求める
一 飢餓感と切迫感――生命感覚が躍動していた明末
二 「已むを容れざる」――妥協を許さない観念感覚
三 童心説――溝口雄三の思考方法
四 立論しないこと――求められる思想史の修練
五 「形而下の理」――オルタナティブな普遍の原理を求めて
六 方法としての中国――経験の奥にある構造的な想像力
下編 中国の歴史の「ベクトル」
一 「自然」と「作為」の結合
二 人生に内在する形而下の理
三 中国の公と私
四 分有される法則――中国の歴史の「基体」
五 郷里空間と郷治運動
上記内容は本書刊行時のものです。