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〈救済〉のメーディウム
ベンヤミン、アドルノ、クルーゲ
発行:東京大学出版会
4-6
472ページ
価格
5,900円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年9月1日
- 登録日
- 2016年9月26日
- 最終更新日
- 2017年8月21日
紹介
ベンヤミン,アドルノ,クルーゲが対峙した映画や音楽,テレビといったメーディウム.それらはありえたはずの過去と来るべき未来が交錯し,〈救済〉の瞬間が顕現する媒体でもあった.彼らのテクストを内在的に精読することで,そこに孕まれるアクチュアリティを再起動し,〈救済〉の音楽を鳴り響かせる.
目次
序 論 フランクフルト学派のアクチュアリティ
第I部 救済の美学
第1章 「無声映画の革命的優位性」――初期ベンヤミンにおける〈沈黙〉と〈音楽〉
第2章 解体と再生の遊戯――ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」について
第3章 補論1 外来語の救済――初期アドルノにおけるクラウス的な主題をめぐって
第II部 メーディウムとしての芸術作品
第4章 芸術の認識機能――アドルノのシェーンベルク論をめぐって
第5章 破壊と救済のはざまで――アドルノ美学におけるキッチュの位置
第6章 補論2 挑発としての擬態――アドルノ文化産業論再考
第III部 変容する投壜通信
第7章 投壜通信からメディア公共圏へ――アドルノとクルーゲ
第8章 労働のメタモルフォーゼ――ネークト/クルーゲ『歴史と我意』(1981)をめぐって
第9章 マルクス主義の死後の生――クルーゲ『イデオロギー的な古典古代からのニュース』
あとがき
索引
The Medium of Redemption : Benjamin-Adorno-Kluge
Yoshikazu TAKEMINE
上記内容は本書刊行時のものです。