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東京大学駒場スタイル 東京大学教養学部(編集) - 東京大学出版会
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【利用不可】

東京大学駒場スタイル (トウキョウダイガクコマバスタイル)

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B5変形判
232ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-13-001351-2   COPY
ISBN 13
9784130013512   COPY
ISBN 10h
4-13-001351-3   COPY
ISBN 10
4130013513   COPY
出版者記号
13   COPY
Cコード
C1000  
1:教養 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年6月1日
書店発売日
登録日
2019年4月26日
最終更新日
2019年7月17日
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書評掲載情報

2019-08-24 朝日新聞  朝刊
2019-08-10 日本経済新聞  朝刊
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紹介

新しい時代の教養教育の担い手にとどまらず,さまざまな研究でも最先端を走る駒場.知の現在を紹介すると同時に,変革し続ける教養学部の全容を伝える.総勢44名の研究者,さらにノーベル生理学・医学賞受賞者の大隅良典,元外務大臣の川口順子,芥川賞作家の円城塔と小野正嗣,批評家の東浩紀などの駒場が輩出した人々が贈る“紙上オープンキャンパス&ホームカミングデイ”.東京大学教養学部創立70周年記念出版.

目次

はじめに――学際知の俯瞰力(石田 淳)
東京大学駒場キャンパスマップ
東京大学駒場キャンパス空撮写真,アクセスマップ

I いま,大学の研究と教育とは?――東大駒場の挑戦

鼎談 大学の力量と社会の器量(大隅良典×石田 淳×太田邦史)


II 知の循環――研究と教育の連動

歴史と組織
 1 歴史――一高から東京大学教養学部へ(津田浩司)
 2 組織――先端知を生み出す(清水 剛)

教員の日々
 1 コトバとコマバと四つの顔と(広瀬友紀)
 2 分子に魅せられ分子を教える(長谷川宗良)

先進的な教育
 1 初年次教育――学生の意識の変革(増田 建)
 2 英語教育──伝統と挑戦のきずくもの(板津木綿子)
 3 TLP(トライリンガル・プログラム)――世界の明日を担うための出発点(石井 剛)
 4 キャンパス・アジア・プログラム――リベラルアーツで東アジアをつなぐ (清水 剛)
 5 先進科学研究機構とアドバンスト理科――若手研究者と学生の相互作用(清水 明)

社会とのつながり
 1 東大駒場友の会――駒場の支援,親しき集い(浅島 誠)
 2 高校生と大学生のための金曜特別講座――進路選択に悩む若者たちへ(新井宗仁)
 3 オルガン委員会・ピアノ委員会――駒場で音楽を愉しむ (長木誠司)
 4 ブランドデザインスタジオ――アイデア創出の作法(真船文隆)
〈コラム 学生の声 1〉つながり,まわり,かわる(遠藤智也)


III 知の最前線――それぞれの駒場スタイル

自然の謎に挑む
 1 “More is …”――たくさんあることの物理(福島孝治)
 2 ナノ分子ブロックにより組み立てられる固体材料──無機化学(内田さやか)
 3 カエルとマウスの比較から見えてきた哺乳類の受精卵の特性――発生細胞生物学(大杉美穂)
 4 生命現象を光で操作する――生命化学 (佐藤守俊)
 5 心の起源と進化を探る──文系の疑問に理系の技術で挑む(岡ノ谷一夫)

新しい知を開拓する
 1 身体運動科学の地平――アートをサイエンスする試み(工藤和俊)
 2 ボヘミアン・ラプソディ(池上高志)
 3 折紙の科学――形,構造,計算(舘 知宏)
 4 科学技術と社会――知の責任とリベラル・アーツ(藤垣裕子)

文化の真相に迫る
 1 一人で辞書作り――フランス語語彙論・文献学(松村 剛)
 2 学問の海をジタバタ――比較出版史研究に至るまで(前島志保)
 3 接点を求める旅――イギリス文学・現代文学(武田将明)
 4 フィールドから地球社会を考える――文化人類学・南アジア地域研究(田辺明生)
 5 ユーラシア世界の中の大清帝国──歴史学,東洋史学(杉山清彦)

激動する社会を読み解く
 1 同時代史としてのアメリカ研究――駒場との往還(西崎文子)
 2 政治と市民の接点としての「参加」――比較政治学から考える(鹿毛利枝子)
 3 ロッテルダム・フランクフルト・駒場――“精神の自由を巡る対抗関係”を探求する旅の中で(福岡安都子)
〈コラム 学生の声2〉多様にして豊かな学び舎(日野公純)


IV 学びの遺産――キャリアを切り拓く

師弟対談
 1 自由さという駒場の価値観(高橋哲哉×東 浩紀)
 2 一人の中で学際的な人を育てる(金子邦彦×円城 塔)

卒業生からのメッセージ
 1 国際関係論分科で学んだこと(川口順子)
 2 駒場から〈文学のふるさと〉へ(小野正嗣)
 3 日本を学ぶ.視野を広げる.自分を知る.(ディオン・ン・ジェ・ティン)
 4 駒場に七〇年,基礎科,統合自然科学科について(氷上 忍)
 5 駒場に支えられた三〇年(鳥井寿夫)
 6 「訝しさ」(いぶかしさ)を抱えて挑戦する人のための場所(安部敏樹)
 7 「一人学際」と対話の場づくり(江間有沙)
〈コラム 学生の声3〉生態系のスタビリチーを論じて併せて納豆の運動に及ぶ(山岸純平)


V 理想のキャンパス――学びを支えるインフラ

知的資源・アーカイヴ
 1 図書館・書庫――「こまとちゃん」の来し方(石原あえか)
 2 美術作品――考古学資料から現代美術まで(加治屋健司)
 3 駒場博物館――大学と社会を結ぶ窓(折茂克哉)

ユニークな施設
 1 QOMジム――生活の質の向上とスポーツ科学の研究成果(永井久美子)
 2 MRI(磁気共鳴画像)装置――最先端の装置が身近なものに(四本裕子)
 3 大隅良典先生ノーベル賞受賞記念碑――観る楽しさ,知る喜び,解く歓び(村田 滋)

歴史ある風景
 1 駒場の建築(田村 隆)
 2 駒場の桜と緑(佐藤俊樹)
 3 小説に描かれた駒場キャンパス(出口智之)
〈コラム 学生の声4〉大工と爆発(小川 哲)


おわりに――すべての道は駒場に通ず(武田将明)

上記内容は本書刊行時のものです。