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発行:中央公論新社
新書判
232ページ
定価
900円+税
- ISBN
- 9784125014272
- Cコード
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C0293
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一般 新書 日本文学、小説・物語
- 書店発売日
- 2021年2月24日
- 登録日
- 2021年1月11日
- 最終更新日
- 2021年2月8日
紹介
トンネルを抜けると、そこは連続傷害・殺人事件であった! 十津川警部のかつての部下で私立探偵の橋本豊は、ある母親から「息子の透が結婚を望んでいる芸者の身元を調べてほしい」と依頼を受け、まだ雪積もる早春の越後湯沢に向かった。その芸者菊乃は、川端康成の『雪国』に因んだ〈ミス駒子〉にも選ばれた美女である。夜、橋本は菊乃を部屋に呼ぶが、自棄のような飲みっぷりが気に掛かった。同じ夜、十年ぶりに東京から帰郷した父親が、路上で何者かに刺され、翌日には菊乃に会いに来た透も、旅館の部屋で刺されてしまう。橋本は十津川に父親の東京での十年間を調べて貰うが、ついには殺人事件が……。と彼女にプロポーズした男が、何者かに次々と刺され、ついには殺人事件が……。十津川と橋本が「雪国」の春雪の中で見た残酷な真実とは!?
上記内容は本書刊行時のものです。