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近代数寄者の茶の湯 熊倉功夫(著/文) - 中央公論新社
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近代数寄者の茶の湯 (キンダイスキシャノチャノユ)

文庫
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文庫判
264ページ
定価 860円+税
ISBN
978-4-12-207353-1   COPY
ISBN 13
9784122073531   COPY
ISBN 10h
4-12-207353-7   COPY
ISBN 10
4122073537   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1176  
1:教養 1:文庫 76:諸芸・娯楽
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年3月4日
最終更新日
2023年4月7日
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書評掲載情報

2023-06-04 読売新聞  朝刊
2023-05-14 産經新聞  朝刊
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紹介

明治期に入り、衰退した茶道が、新時代の富豪たちにより復活を遂げる。同時に茶道具の収集熱が高まり、名品を誇示する茶事が盛行された。この茶事記録は,茶器の保存・研究、茶道史の発展に大きな影響を与えた。本書ではその実見記ともいえる貴重な史料を残した高橋箒庵(義雄)、益田孝(三井物産創業者)、原三渓(生糸貿易豪商)、根津嘉一郎(鉄道王)、井上世外(元老井上馨)、藤田伝三郎(藤田財閥創始者)、黒岩况翁(日本赤十字社社長)、平瀬露香(大阪豪商、源氏物語の平瀬本にその名を残す)などの足跡を追いながら、豪放にして耽美、痛快にして洒脱な近代数寄者の趣向とその精神を語る。

(内容紹介)
主人公高橋箒庵 数寄者とは、高橋箒庵の数寄、革新と保守

明治の青年
明治維新後の茶道界、箒庵高橋義雄、福沢諭吉と『時事新報』、『日本人種改良論』、『拝金宗』、洋行する新人

数寄者の誕生
藤田伝三郎の執念、平瀬露香の茶、箒庵と号す、破天荒の数寄者、原三渓の登場、箒庵、実業界を去る、ライフ・ワーク

数寄者の茶会
茶の湯の羅漢たち、石黒况翁の茶、井上世外と金沢、光悦会の誕生、大入札会の盛況、音曲と能楽の茶の湯、住友春翠の茶、信楽大壺割りの茶会

数寄者の思想
近代数寄者の庭園観、近代数寄者の建築観、近代数寄者の懐石、『大正名器鑑』の誕生、仏教美術と茶の湯、高野山と護国寺、

おらが茶の湯――まとめにかえて――
茶の湯は趣味、近代化と茶の湯

著者プロフィール

熊倉功夫  (クマクライサオ)  (著/文

熊倉功夫
一九四三年東京生まれ。東京教育大学文学部日本史学科卒業。日本文化史専攻。文学博士。京都大学人文科学研究所講師、筑波大学歴史人類学系教授を経て、九二年国立民族学博物館教授。二〇〇四年退官、同年林原美術館館長(~二〇一一)、二〇一〇年静岡文化芸術大学学長(~二〇一六)、二〇一六年MIHO MUSEUM館長。二〇一〇年農水省食料・農業・農村政策審議会会長。二〇一七年茶の都ミュージアム館長。 茶道史・寛永文化のほかに日本料理の文化史、民芸運動など幅広く研究。著書に『茶の湯の歴史』『山上宗二記』『日本料理の歴史』『小堀遠州茶友録』『後水尾天皇』『茶の湯 わび茶の心とかたち』『現代語訳 南方録』『現代語訳 茶道四祖伝書』『熊倉功夫著作集』(全七巻)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。