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数学と人間
発行:中央公論新社
文庫判
304ページ
定価
940円+税
- 書店発売日
- 2022年11月22日
- 登録日
- 2022年10月8日
- 最終更新日
- 2022年11月24日
紹介
「近ごろ数学がいろいろの所に顔を出すようになって、数学ぎらいの人々を困らせたり、うんざりさせているようだ。この本はそういう人々のために書いたいくつかの文章を集めたものである。どの文章も数学とはそれほど恐いものでも、また人間ばなれしたものでもなく、ただの人間たちが、何千年も昔から、寄ってたかってつくりあげた、きわめて人間くさい学問なのだ、という立場から書かれている。」(あとがきより)
数学の歴史や、数学のなかのいくつかの典型的な概念について、また、子どもも親もセンセイも悩ませる「集合」についてなど、平易でありながら本質的な数学論が語られる一冊。
『数学は変貌する』を改題、「数学と人間」「現代社会と数学の役割」「文科のための数学」の三篇を増補し、〈弔辞〉大岡信、〈追悼エッセイ〉森毅「異説遠山啓伝」を収録。
【目次】
プロローグ 数学とはなにか
数学は変貌する――古代から現代まで
古代の数学
中世の数学
近代の数学
現代の数学
連続と不連続
数学の方法
分析―総合の方法
等質化の方法
操作的方法
「集合」おそるるにたらず
数学と人間
現代社会と数学の役割
文科のための数学
あとがき
弔辞(大岡信)
異説遠山啓伝(森毅)
上記内容は本書刊行時のものです。