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ホワイト・ティース(下)
発行:中央公論新社
文庫判
472ページ
定価
1,300円+税
- 書店発売日
- 2021年6月23日
- 登録日
- 2021年5月8日
- 最終更新日
- 2021年6月12日
書評掲載情報
2021-08-21 |
朝日新聞
朝刊 評者: 小澤英実(東京学芸大学准教授) |
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紹介
ロンドン出身の優柔不断な中年男・アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きムスリム・サマード。第二次大戦で親友となったふたりの半世紀にわたる友情を軸に、地理的にはヨーロッパからインド、ジャマイカ、時間においては19世紀末から現代までを、自在に行き来しながら物語は進む。
異なる信仰や文化をもつ家族に加え、イスラム原理主義者、エホバの証人、動物愛護主義者、遺伝子工学者、園芸家、フェミニストのレズビアン、などさまざまなキャラクターが登場し、混沌としたリアルな世界を描き出す。
“21世紀のディケンズ”と称されたジャマイカ系イギリス人作家が、ロンドンの移民家族をまきこむ、歴史、信条、言語、世代、遺伝子の差違が招いた悲喜劇を、過激でユーモラスに描いた傑作長編小説。分断と不寛容の広がる時代に新たな光を放つ、渾身の大作。待望の文庫化。
上記内容は本書刊行時のものです。