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ホワイト・ティース(下) ゼイディー・スミス(著/文) - 中央公論新社
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ホワイト・ティース(下) (ホワイト・ティース ゲ)

文庫
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文庫判
472ページ
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-12-207083-7   COPY
ISBN 13
9784122070837   COPY
ISBN 10h
4-12-207083-X   COPY
ISBN 10
412207083X   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1197  
1:教養 1:文庫 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年5月8日
最終更新日
2021年6月12日
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書評掲載情報

2021-08-21 朝日新聞  朝刊
評者: 小澤英実(東京学芸大学准教授)
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紹介

ロンドン出身の優柔不断な中年男・アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きムスリム・サマード。第二次大戦で親友となったふたりの半世紀にわたる友情を軸に、地理的にはヨーロッパからインド、ジャマイカ、時間においては19世紀末から現代までを、自在に行き来しながら物語は進む。


異なる信仰や文化をもつ家族に加え、イスラム原理主義者、エホバの証人、動物愛護主義者、遺伝子工学者、園芸家、フェミニストのレズビアン、などさまざまなキャラクターが登場し、混沌としたリアルな世界を描き出す。




“21世紀のディケンズ”と称されたジャマイカ系イギリス人作家が、ロンドンの移民家族をまきこむ、歴史、信条、言語、世代、遺伝子の差違が招いた悲喜劇を、過激でユーモラスに描いた傑作長編小説。分断と不寛容の広がる時代に新たな光を放つ、渾身の大作。待望の文庫化。

著者プロフィール

ゼイディー・スミス  (ゼイディー・スミス)  (著/文

ゼイディー・スミス

一九七五年、ロンドン生まれ。父はイギリス人、母はジャマイカ人。二〇〇〇年、処女作『ホワイト・ティース』を発表し、ウィットブレッド賞処女長篇小説賞、ガーディアン新人賞、英国図書賞新人賞、コモンウェルス作家賞最優秀新人賞などを受賞。英語圏文学界の寵児となる。〇三年、一三年、Granta誌の20 Best Young British Novelistsに選出される。移民や人種の問題、階級や世代などによる社会の分断や格差を描いた小説とともに、批評やエッセイも高く評価されている。その他の著作に長編小説『直筆商の哀しみ』『美について』(ブッカー賞最終候補、オレンジ賞受賞)『NW』『Swing Time』、短篇集『Grand Union』、エッセー集『Changing My Mind』『Feel Free』(全米批評家協会賞受賞)『Intimations』などがある。

小竹由美子  (コタケユミコ)  (翻訳

一九五四年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒。訳書にアリス・マンロー『イラクサ』『ピアノ・レッスン』、ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』(共訳)、ウェイク・ワン『ケミストリー』、ジョン・アーヴィング『神秘大通り』『ひとりの体で』、カリ・ファハルド=アンスタイン『サブリナとコリーナ』、ネイサン・イングランダー『地中のディナー』ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。