版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
都鄙問答 石田 梅岩(著/文) - 中央公論新社
..
【利用不可】

都鄙問答 (トヒモンドウ)

文庫
このエントリーをはてなブックマークに追加
文庫判
232ページ
定価 880円+税
ISBN
978-4-12-207056-1   COPY
ISBN 13
9784122070561   COPY
ISBN 10h
4-12-207056-2   COPY
ISBN 10
4122070562   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1110  
1:教養 1:文庫 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年3月5日
最終更新日
2021年4月8日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2021-06-05 日本経済新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

文字がなかった時代にも、天の道理があった。文字を知るのではなく「心」を知れ。商人出身の梅岩は、神道・仏道、孔孟老荘を独自に解釈し、倹約と倫理を重んじる商人道を説いた。その思想は制度や階層を超えて、やがては武士にも「心学」として受け入れられる。本書は問答形式をとっており、生産と流通の社会的役割を評価し、利益追求の正当性を説いた画期的な 思想を読み解くことができる。

著者プロフィール

石田 梅岩  (イシダバイガン)  (著/文

一六八五(貞享二)年、丹波桑田郡(京都府)生まれ。江戸時代中期の心学者。丹波桑田郡(京都府)出身。石門心学の祖。農家に生まれ,京都の商家ではたらきながら独学,のち小栗了雲に師事、京都車屋町に塾をひらく。神・仏・儒・老荘をとりいれたその教えは、人間価値の平等や商人の利潤の正当性をみとめていたため、町人を中心として庶民の間にひろまった。門下に手島堵庵。著作に「斉家論」など。一七四四(延享一)年没。

加藤 周一  (カトウシュウイチ)  (翻訳

一九一九(大正八)年、東京生まれ。東京帝大医学部在学中から、押韻定型詩の文学運動「マチネ・ポエティク」に参加。一九四七(昭和二二)年福永武彦,中村真一郎と「一九四六―文学的考察」を発表、一九五一(昭和二六)年医学留学生として渡仏し西欧文化を体験。五五(昭和三三)年医業を廃し、以後、各国の大学で日本の文学や美術を講じつつ、文学,美術,政治などの評論活動をおこなう。七五(昭和五〇)年『日本文学史序説』で大仏次郎賞。八八(昭和六三)年東京都立中央図書館長。九二(平成四)年立命館大学国際平和ミュージアム館長。九四(平成六)年朝日賞。二〇〇八(平成二〇)年没。著書に評論「雑種文化」、自伝的回想録『羊の歌』、小説『運命』、『加藤周一著作集』(全二四巻)など。

上記内容は本書刊行時のものです。