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イケズな東京
150年の良い遺産、ダメな遺産
発行:中央公論新社
新書判
224ページ
定価
840円+税
- 書店発売日
- 2022年1月7日
- 登録日
- 2021年12月8日
- 最終更新日
- 2021年12月22日
書評掲載情報
2022-02-06 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
コロナ禍で東京一極集中の是正が叫ばれるが、事はそう単純ではないと井上氏。私たちの東京への思いは複雑で、長尺の歴史から捉える必要がある。そう、京都から東京に天皇が移り住んだ時代まで遡って。『京都ぎらい』の井上氏に対するのは、二都を往復する気鋭の建築家・青木氏。二度の東京五輪と大阪万博など、古今東西の都市開発のレガシーについて論じ合う。
博覧強記の二人の話は、天皇、GHQ、ナチスといった歴史の縦軸から、北京、パリ、ローマ、ロンドン、コペンハーゲンといった地理的な横軸までを駆け回る。また黒川紀章らの建築家論や、ゴジラ、寅さん、小津映画等の話題もまじえ、「愛される建築とは何か?」「日本と西洋、どちらが自由なのか?」という文化論を掘り下げる。
上記内容は本書刊行時のものです。