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膨張GAFAとの闘い 若江 雅子(著/文) - 中央公論新社
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中公新書ラクレ 732

膨張GAFAとの闘い デジタル敗戦 霞が関は何をしたのか

新書
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新書判
320ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-12-150732-7   COPY
ISBN 13
9784121507327   COPY
ISBN 10h
4-12-150732-0   COPY
ISBN 10
4121507320   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1236
教養 新書 社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年5月8日
最終更新日
2021年5月26日
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書評掲載情報

2021-09-12 読売新聞  朝刊
評者: 瀧澤弘和(中央大学教授・経済学者)
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紹介

GAFAの力の源泉は、私たちから集めたデータだ。彼らはSNS事業者としての「表」の顔で集めたデータを、「裏」の広告事業で活用して巨利を得ているのだ。日本はデータの利活用派と保護派の対立で膠着し、海外では何年も前から問題視されていた事案が放置され、一流企業から中央省庁まで貴重なデータを彼らに無償で提供してきた。

 彼らの急速な進化に国内法が追いつかない。ヤフーや楽天に及ぶ規制も、海外プラットフォーマーは対象外。彼らはこの「一国二制度」の「グレーゾーン」をどんどん突き進む。こうした攻勢に、日本は長く無策だった。彼らに巨利に見合う税金を徴収できず、法を適切に執行してこなかった。GAFAは日本政府の求めに対し、顔さえ出さない。なめられていた。

 それでも、霞が関は遅まきながら動き始めた。法・産・学の先駆者たちを知恵袋に、経産省、総務省、公取委がデータ時代の公正なルール形成に取り組む。

 この戦いは始まったばかりだ。先進各国の現代的なプライバシー規制で揉まれた彼らは、この問題を放置した日本でいっそう影響力を高めている。今やGAFAは国家に変わる「統治者」とも「ウォールドガーデン」とも呼ばれている。
このゲームのルールは何か? 最前線で取材し続ける記者がデータプライバシーに無頓着な日本へ警鐘を鳴らす。

著者プロフィール

若江 雅子  (ワカエマサコ)  (著/文

若江雅子

読売新聞東京本社編集委員。東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒。読売新聞入社後、北海道支社を経て、社会部記者として警視庁、公正取引委員会、農林水産省などを担当。2008年からIT問題を担当。14年より編集委員。19年に情報セキュリティ大学院大学で情報学修士修了。論文に「オンライン広告におけるトラッキングの現状とその法的考察―ビッグデータ時代のプライバシー問題にどう対応すべきか」(情報通信政策研究)。

上記内容は本書刊行時のものです。