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「第三者委員会」の欺瞞
報告書が示す不祥事の呆れた後始末
発行:中央公論新社
新書判
256ページ
定価
860円+税
- 書店発売日
- 2020年4月9日
- 登録日
- 2020年3月6日
- 最終更新日
- 2020年3月18日
書評掲載情報
2020-06-06 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
厚労省の毎月勤労統計
東京医大の入試差別
日大アメフト部の反則
朝日新聞の捏造
東芝の不適切会計……。
不祥事を起こした企業や団体が、外部の専門家に委嘱して設置し、問題の全容解明、責任の所在の明確化を図るはずの「第三者委員会」。だが、真相究明どころか、実際は関係者が身の潔白を「証明」する?禊のツール〟になっていることも少なくない。調査中は世間の追及から逃れる?隠れ蓑〟になり、ほとぼりも冷めかけた頃に、たいして問題はなかった――と太鼓判を押すような報告書もあるのだ。「第三者委員会格付け委員会」委員として組織を監視してきた会計のプロフェショナルが、第三者委員会を徹底分析する。
上記内容は本書刊行時のものです。