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矢部貞治
知識人と政治
発行:中央公論新社
四六判
288ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2022年11月8日
- 登録日
- 2022年10月8日
- 最終更新日
- 2022年10月21日
書評掲載情報
2022-12-25 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
矢部貞治は、政治に直接コミットした最初の研究者の一人だ。東大法学部に助手採用された矢部は、助教授時代の1935~37年にヒトラー台頭下の欧米に留学、政治の大きな変革を目撃する。帰国後は政治学講座を担うなか、首相として“全盛期”にあった近衛文麿のブレーンとして昭和研究会に参加。現実政治での実践を試み、国内・国際新体制を立案する。
敗戦後は自らの責任を感じ東大を辞職。同志を集めて日本再建についての研究を始めた。1950年代半ば以降は、拓大総長、憲法調査会や選挙制度審議会など政府委員を歴任しつつ、またメディアでも積極的に発言を行い、政治の変革を求め続けた。
本書は矢部の生涯を通し、日本における政治と知識人との関係を描く。
上記内容は本書刊行時のものです。