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「感染」の社会史
科学と呪術のヨーロッパ近代
発行:中央公論新社
四六判
352ページ
定価
2,000円+税
- 書店発売日
- 2021年11月9日
- 登録日
- 2021年10月9日
- 最終更新日
- 2021年10月18日
書評掲載情報
2021-11-27 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
コレラなどの疫病が「感染」するものと認識されてから、たかだか一五〇年ほどにすぎない。だが病気をもたらす不可視の微生物への恐怖と不安は、呪術的思考と絡み合いながら、人と人とのつながりや社会のあり方を一変させた。それは効果的な感染予防の福音を伝えた一方で、ジェノサイドを招く火種ともなった。本書は十九世紀末の「細菌学革命」にまつわる光と影、その後のヨーロッパ世界の激動を、臨場感溢れる多数の図版と共に追う。
上記内容は本書刊行時のものです。