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ナショナリズムとは何か 中井遼(著) - 中央公論新社
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ナショナリズムとは何か (ナショナリズムトハナニカ) 帰属、愛国、排外主義の正体 (キゾクアイコクハイガイシュギノショウタイ)

新書
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新書判
304ページ
定価 1,100 円+税   1,210 円(税込)
ISBN
978-4-12-102880-8   COPY
ISBN 13
9784121028808   COPY
ISBN 10h
4-12-102880-5   COPY
ISBN 10
4121028805   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1231  
1:教養 2:新書 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2025年9月27日
最終更新日
2025年11月11日
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書評掲載情報

2026-01-17 東京新聞/中日新聞  朝刊
2025-12-13 日本経済新聞  朝刊
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紹介

民族や国民をめぐる心の働きを強め、再生産するナショナリズム。

帰属意識、愛国心、排外意識の三つの顔をもつ。

世界で猛威をふるう排外主義・右派躍進の正体とされるが、なぜ同胞愛は憎悪に変わるのか。

なぜ民族紛争は再燃するのか。

経済不安との関係とは。



本書は国民国家誕生からの歴史を一望し、豊富な事例をふまえナショナリズムがいつ生まれ、社会に浸透し、私達の心を動かすかの全容を描く。

俗説を覆し、本質に迫る。

目次

【目次】

まえがき



第1章 ナショナリズムとは何か 議論の概観

1 出現

ネーションはいつからあるのか  近代の社会現象  多様化し日常化するナショナリズム

2 定義

言葉の由来 「生まれ」  ①政治の意識として  ②政治運動のイデオロギーとして  日常的なナショナリズム

3 源泉

①近代主義  ②民族象徴主義  ③政治や権力闘争

4 分類

「良いナショナリズム」と「悪いナショナリズム」? ナショナリズムとパトリオティズム

5 まとめ――プラスでもマイナスでもなく



第2章 ナショナリズムを構成しているもの

1 三つの意識

2 三つの意識の背景

社会学/政治学/心理学  着目点の違い  諸意識の実態  世界各国の実態  意識は時間とともに変わる

3 意識間の相互連関

愛国心と排外意識はいつ結びつくの?  個人的差異より社会的文脈が重要?  グローバル化の効果?  国のメンバーシップの性格?

4 まとめ――ナショナリズムの多次元性



第3章 何が帰属意識を強めるのか

1 ネーションへの帰属意識

地域主義との関係  複数のアイデンティティ

2 近代化と帰属意識の高まり

学校教育、鉄道  出版・印刷の普及  軍隊

3 現代文化と帰属意識

スポーツの祭典  FIFAワールドカップ  アフリカのサッカー選手権  ラグビーワールドカップ

4 帰属意識を高める政治

5 まとめ



第4章 何が愛国心とプライドを強めるのか

1 愛国心の多義性・多様性

愛国心をどう捉えているか  愛国心の国際比較

2 経済格差との関係

格差と貧困  政府の陽動

3 政治的動員・選挙との関係

選挙と動員

4 国際環境の影響

グローバル化の影響  国際紛争と脅威

5 文化表象としての音楽イベント

音楽の力  国歌と祭典

6 まとめ



第5章 何が排外意識と優越感情を強めるのか

1 経済不安よりは向社会性?

経済的な脅威  集団的な脅威  外国人比率の効果

2 政治状況と排外主義

ホモナショナリズム/フェモナショナリズム

3 隠れた反移民感情

文脈によって異なる「望ましい回答」

4 国際政治の影響

外交的緊張

5 まとめ



第6章 政治・経済への効果

1 公共財の分配

福祉への効果  多民族国家は不利なのか

2 シンボル操作の効果

国土・国旗という象徴と寄付  党派的分断を癒す

3 民主的な規範と政治信頼

民主主義を促すか  社会的な信頼と負担

4 経済や資源の開発

資源ナショナリズム  エコ・ナショナリズム/グリーン・ナショナリズム

5 まとめ――ナショナリズムの政治経済的効用?



第7章 暴力・紛争への効果

1 ナショナリズムと内戦

貧困と格差  政治的排除の回避  連邦制や選挙制度への効果

2 ナショナリズムと少数派の弾圧

暴力と流血が生まれる理由  東欧でのホロコースト

3 ナショナリズムと国家間戦争

国民国家と戦争の波  失地回復運動  言説枠組みの影響

4 ファシズムとセクシュアリティ

5 まとめ――ナショナリズムと暴力



終 章 ナショナリズムの実態を見る

1 何がわかっていて、何がこれからわかるのか

2 政治をめぐる意識の一つとして

3 おわりに



あとがき

注記一覧 / 参考文献・出典

著者プロフィール

中井遼  (ナカイリョウ)  (

1983年生まれ.早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了.博士(政治学).専門は比較政治学.外務省国際情報統括官組織専門分析員,早稲田大学政治経済学術院助手,立教大学法学部助教,北九州市立大学法学部政策科学科准教授などを経て,東京大学先端科学技術研究センター教授.著書『デモクラシーと民族問題――中東欧・バルト諸国の比較政治分析』(勁草書房、2015年),『欧州の排外主義とナショナリズム――調査から見る世論の本質』(新泉社、2021年、サントリー学芸賞2021〔政治・経済〕),『ナショナリズムと政治意識―― 「右」「左」の思い込みを解く』(光文社新書、2024年).

上記内容は本書刊行時のものです。