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万葉集の起源
東アジアに息づく抒情の系譜
発行:中央公論新社
新書判
320ページ
定価
900円+税
- 書店発売日
- 2020年6月23日
- 登録日
- 2020年4月9日
- 最終更新日
- 2020年6月19日
書評掲載情報
2020-07-18 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
恋をしたり、愛する人を失ったりすると、私たちはその心を俳句や短歌に詠もうとする。それは千二百年前に編まれた最古の歌集『万葉集』以来、受け継がれてきた心性だ。『万葉集』では、人を恋しいと思う気持ちはどう歌われているのか。さらに時代を遡ると、それらの歌のルーツはどのようなものなのか。著者は、今も恋歌の歌垣や挽歌の伝統が残る中国少数民族にその原型を求め、日本人の抒情表現の本質を明らかにする。
上記内容は本書刊行時のものです。