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華族 : 近代日本貴族の虚像と実像
発行:中央公論新社
縦180mm
365ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2006年3月
- 登録日
- 2016年5月18日
- 最終更新日
- 2016年5月18日
紹介
明治維新後、旧公卿・大名、維新功労者などから選ばれた華族。「皇族の藩屏」として、貴族院議員選出など多くの特権を享受した彼らは、近代日本の政治、経済、生活様式をリードした「恵まれた」階級のはずだった。日清・日露戦争後、膨大な軍人や財界人を組み込み拡大を続けたが、多様な出自ゆえ基盤は脆く、敗戦とともに消滅する。本書は、七八年間に一〇一一家存在したその実像を明らかにする。巻末に詳細な「華族一覧」付。
目次
序章 イメージとしての華族-鹿鳴館を彩った人びと
第1章 華族の成立
第2章 「選ばれた階級」の基盤構築
第3章 肥大化する華族-明治から大正へ
第4章 崩壊への道程-大正から昭和へ
終章 日本的「貴族」の終焉-敗戦・戦後
上記内容は本書刊行時のものです。