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考えることの科学 : 推論の認知心理学への招待
発行:中央公論社
縦180mm
186ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 1997年2月
- 登録日
- 2016年10月13日
- 最終更新日
- 2016年10月13日
紹介
日常生活での思考は推論の連続といえる。その多くは論理形式に従うより、文脈情報に応じた知識を使ったり、心の中のモデルを操作してなされる。現実世界はまた、不確定要素に満ちているので、可能性の高さを直観的に判断して行動を決めている。推論はさらに、その人の信念や感情、他者にも影響される。推論の認知心理学は、これら人間の知的能力の長所と短所とをみつめ直すことによって、それを改善するためのヒントを与えてくれる。
目次
1 人間は論理的に推論するか(形式論理と日常的推論
論理的推論の認知モデル
帰納的推論-一を聞いて、十を知って、三誤る)
2 確率的な世界の推論(確率・統計的な現象に対する理解と誤解
ベイズの定理をめぐる難問・奇問
確率・統計問題での推論のしくみと学習)
3 推論を方向づける知識、感情、他者(推論は知識に誘導される
因果関係を推論する
自己の感情と他者の圧力)
上記内容は本書刊行時のものです。