..
発行:中央公論新社
四六判
320ページ
定価
1,600円+税
- ISBN
- 9784120053962
- Cコード
-
C0093
-
一般 単行本 日本文学、小説・物語
- 書店発売日
- 2021年2月24日
- 登録日
- 2021年1月11日
- 最終更新日
- 2021年2月8日
紹介
乱歩賞作家が贈る感動の物語
崩壊寸前の家族に訪れた奇跡の13日間
相原孝之は一級建築士で、妻の貴美子と中学1年生の娘・美加、小学2年生で料理好きの息子・康文の4人家族だ。ある日、息子が板前の運転する車にはねられ、意識不明の重体に陥るが、時を同じくして、孝之の不倫や娘が学校でいじめられていることが発覚し、家族は瓦解寸前に。そんなとき、認知症の老人が相原家の前に何度も現れ、孝之の心にさざ波が立つ。孝之には幼い自分と母を捨て駆け落ちした父親が居たのだ。一方、康文の意識が戻らない中、老人とのふれあいを重ねるうちに、貴美子と美加の2人は驚くべき事実に気づくことに……。
上記内容は本書刊行時のものです。