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国連事務総長
世界で最も不可能な仕事
発行:中央公論新社
四六判
336ページ
定価
2,500円+税
- 書店発売日
- 2019年8月8日
- 登録日
- 2019年7月13日
- 最終更新日
- 2019年8月1日
書評掲載情報
2019-10-20 |
読売新聞
朝刊 評者: 篠田英朗(東京外国語大学教授、国際政治学者) |
2019-10-06 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 池上清子(長崎大学大学院教授) |
2019-09-21 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
1945年の国連発足以来、現在のアントニオ・グテーレスを含め、9人の国連事務総長が誕生した。現在193の加盟国で構成される国際機構のトップであり、その道義的な権威の大きさから「宗教色のない法王」とも呼ばれる存在であるが、どう選ばれるのか、あるいはその仕事の内容などについては、十分に知られているとは言いがたい。
本書は、初代トリグブ・リーから8代潘基文までの事務総長の足跡と9代グテーレスの選考過程を辿り、自ら指揮する軍隊も統治する人民も領土も持たない国連事務総長が、東西冷戦下、そして冷戦終焉後の国際情勢のなかで、具体的にどのような役割を果たしてきたかを読み解く。名事務総長と称されたダグ・ハマーショルド、コフィー・アナンらはどのように国際社会の平和と繁栄に資する大きな仕事を成し遂げたのか。彼らは何と闘ってきたのか――。
四半世紀にわたって国連事務局に奉職し、ペレズ‐デクエヤル以来4代の事務総長に仕えた経歴を持つ著者による、もうひとつの戦後世界史。
上記内容は本書刊行時のものです。