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千の扉
発行:中央公論新社
四六判
272ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2017年10月6日
- 登録日
- 2017年10月3日
- 最終更新日
- 2017年10月5日
書評掲載情報
2018-03-18 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 栗原裕一郎(評論家) |
2017-12-30 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 清水良典(文芸評論家) |
2017-12-24 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 清水良典(文芸評論家) |
2017-12-24 |
朝日新聞
朝刊 評者: 原武史(放送大学教授・政治思想史) |
2017-11-12 | 毎日新聞 朝刊 |
2017-11-04 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 佐々木敦(批評家) |
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紹介
夫・一俊と共に都営団地に住み始めた永尾千歳、40歳。一俊からは会って4回目でプロポーズされ、なぜ結婚したいと思ったのか、相手の気持ちも、自分の気持ちも、はっきりとしない。
二人が住むのは、一俊の祖父・日野勝男が借りている部屋だ。勝男は骨折して入院、千歳に人探しを頼む。いるのかいないのか分からない男を探して、巨大な団地の中を千歳はさまよい歩く。はたして尋ね人は見つかるのか、そして千歳と一俊、二人の距離は縮まるのか……。
三千戸もの都営団地を舞台に、四十五年間ここに住む勝男、その娘の圭子、一俊、友人の中村直人・枝里きょうだい、団地内にある喫茶店「カトレア」を営むあゆみ、千歳が団地で知り合った女子中学生・メイ。それぞれの登場人物の記憶と、土地の記憶が交錯する。
上記内容は本書刊行時のものです。