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美の呪力
書評掲載情報
2021-01-10 |
産經新聞
朝刊 評者: ナカムラクニオ(「6次元」主宰、美術家) |
2018-05-27 |
毎日新聞
朝刊 評者: 大杉浩司(川崎市岡本太郎美術館学芸員) |
紹介
私は幼い時から、「赤」が好きだった。血を思わせる激しい赤が-。取り繕われた芸術品や輸入文化に背を向け、神聖な巨石、鮮血と太陽、マンダラ宇宙、聖なる火、夜と闇、戦慄の仮面、無限の組紐文など、もの言わぬ文化や神秘的な事象に注目する。原始からの鼓動に耳を傾け、中世の色彩に心動かされ、現代世界について深く思考する、恐るべきパワーに溢れた美の聖典が、いま甦った。
目次
1 イヌクシュクの神秘
2 石がもし口をきいたら
3 血・暗い神聖
4 古代の血・現代の血
5 透明な爆発・怒り
6 挑戦
7 仮面の戦慄
8 聖火
9 火の祭り
10 夜-透明な渾沌
11 宇宙を彩る
上記内容は本書刊行時のものです。