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消された信仰 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々 広野 真嗣(著/文) - 小学館
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消された信仰 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々 (ケサレタシンコウサイゴノカクレキリシタンナガサキイキツキシマノヒトビト)

文庫
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発行:小学館
文庫判
288ページ
定価 660円+税
ISBN
978-4-09-407015-6   COPY
ISBN 13
9784094070156   COPY
ISBN 10h
4-09-407015-X   COPY
ISBN 10
409407015X   COPY
出版者記号
09   COPY
Cコード
C0193  
0:一般 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年5月12日
書店発売日
登録日
2021年4月2日
最終更新日
2024年10月25日
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書評掲載情報

2021-07-10 朝日新聞  朝刊
評者: 稲泉連(ノンフィクション作家)
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紹介

世界遺産から黙殺された島の「祈りの記録」

250年以上も続いたキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた「かくれキリシタン」たち。その歴史に光を当てようとしたのが、2018年に日本で22番目の世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。

ところが、PRのために長崎県が作ったパンフレットからは、「最後のかくれキリシタンが暮らす島」の存在がこっそり消されていた。

その島の名は「生月島(いきつきしま)」。

今も島に残る信仰の姿は、独特だ。音だけを頼りに伝承されてきた「オラショ」という祈り、西洋画と全く違う筆致の「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画……取材を進める中で、著者はこの信仰がカトリックの主流派からタブー視されてきたことを知る。一体、なぜ――。

第24回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

文庫版解説・島田裕巳氏(宗教学者)

【編集担当からのおすすめ情報】
「かくれキリシタン」を描いた作品では、作家・遠藤周作氏の小説『沈黙』があまりに有名です。

“弱き転び者”に寄り添う作品を世に送り出した遠藤氏は、生月島で信仰を守り続ける人たちをどう見ていたのか。この点についても、著者は意外な事実を明らかにしていきます

目次

序章 ちょんまげの洗礼者ヨハネ
第一章 蔑ろにされた「聖地」
第二章 長い祈り
第三章 受け継がれる儀式
第四章 「かくれキリシタン」か「カクレキリシタン」か
第五章 壊し合いの歴史
第六章 「復活」を選ばなかった理由
第七章 バチカンからの目線
終章 信じ続ける意味は

上記内容は本書刊行時のものです。