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桃殿の姫、鬼を婿にすること 宵の巻
発行:小学館
文庫判
256ページ
定価
600円+税
- 初版年月日
- 2021年4月11日
- 書店発売日
- 2021年4月6日
- 登録日
- 2021年2月26日
- 最終更新日
- 2021年4月2日
紹介
姫君を守るのは美しい鬼…平安恋物語!
右大臣の跡取りである父親が怪しと関わったことが原因で、魔の姫に目を付けられてしまった娘の真珠。屋敷の中にまで物の怪が現れて家中が混乱し、陰陽師たちも対応に苦慮する中、三滝という家司が“近江の白銀”と呼ばれる鬼を呼び寄せる。白銀の一家は他の鬼のように人間を食わず、話が通じるのだと三滝は語るが、一同は半信半疑。だが、白銀は一瞬で物の怪を屋敷から追い払ってくれた。これで一安心、のはずが、白銀の息子である瑠璃丸によると、真珠には魔のにおいがつけられているらしい。数日後、またしても屋敷の中に物の怪が出現。襲われそうになった真珠は、思わず瑠璃丸の名を呼んでしまう…。
魔のにおいを消すためには、それよりも強いもののにおいをつければいい。魔だろうが怪しだろうが俺が守ってやる――瑠璃丸のその言葉に、后候補のはずだった真珠は、瑠璃丸と結婚しようと決める。瑠璃丸は真珠の側にいるために、人間として生きることを選ぶが…!?
白銀色の髪を持つ美しい鬼と魔に狙われた姫君の、平安恋物語!
上記内容は本書刊行時のものです。