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陰陽師と無慈悲なあやかし
発行:小学館
文庫判
288ページ
定価
630円+税
- 初版年月日
- 2019年9月11日
- 書店発売日
- 2019年9月6日
- 登録日
- 2019年7月19日
- 最終更新日
- 2019年9月4日
紹介
新米陰陽師と美形あやかしの迷コンビ誕生!
「来たれ。そして、我に仕えよ!」
ときは平安、華やかなりし京の都のそこかしこ――夜の闇やよどみには、目に見えない物の怪たちが跋扈していた。さて、まだ幼い顔をした陰陽寮の新米役人・大江春実の夢は、いつか一人前の陰陽師になることだ。しかしまだまだ未熟ゆえ、うかつに召喚したあやかしに、圧倒的な能力差で敗北し、食事がわりに自らの寿命を提供することになってしまった。
「式神がほしかっただけで、自分が物の怪の保存食になりたかったわけじゃない……」
嘆く春実に、美形のあやかし・雪羽はせせら笑う。
「悔しかったらあたしに勝てばいい。寿命が残っているうちにな」
かくしてここに新米陰陽師と、飄々とした式神もどきという世にも奇妙な凸凹コンビが誕生した。
春実は同僚の頼尚とともに、左大臣の邸・万華院へと向かう。そこでは夜な夜な青白い謎の人影が徘徊し、ついには使用人の男が頓死したのだという。春実らはこの問題を解消するため、陰陽寮から派遣されたのだった。
果たして春実は、豪邸で起きる怪事件を解けるのか?
上記内容は本書刊行時のものです。