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砂の街路図
発行:小学館
文庫判
320ページ
定価
630円+税
- 初版年月日
- 2018年11月11日
- 書店発売日
- 2018年11月6日
- 登録日
- 2018年10月3日
- 最終更新日
- 2018年11月2日
書評掲載情報
2018-11-17 |
朝日新聞
朝刊 評者: 池上冬樹(文芸評論家) |
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紹介
父が隠していた、嘘より哀しい死の真相とは
なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか――。母の四十九日を終えた岩崎俊也は、父の死の真相を求めて、両親が青春時代を過ごした北海道の運河町へと旅立つ。二十年前、父が溺死する直前まで飲んでいた酒場の店主によれば、同じ法科大学漕艇部員だった女性の密葬に参加するために滞在していたらしい。さらに、昭和44年に漕艇部で起きたある事件を機に、陽気だった父の人柄が激変したことを知る。
この街には、僕の知らない父がいた。
父が隠し続けた、ぬぐいきれない恥辱と罪悪感。
知られたくない、でも忘れられない過去がある。
果たして、父は事件に関係していたのか? 家族にさえ隠し続けていた苦悩と死の真相とは?
会心の野心作にして、まったく新しい「家族ミステリー」が誕生!! 解説は中江有里氏。
目次
第一章 運河町ホテル 007
第二章 法科大学 034
第三章 運河町倶楽部 055
第四章 硝子町酒房 072
第五章 バイオリン弾き 099
第六章 郡府日日新聞 147
第七章 正教会前広場 164
第八章 幽霊船奇譚 185
第九章 製材所通り 211
第十章 舗道と靴音 243
第十一章 埋もれた街路図 281
解説 中江有里 311
上記内容は本書刊行時のものです。