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人民元の興亡 毛沢東・鄧小平・習近平が見た夢 吉岡 桂子(著/文) - 小学館
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人民元の興亡 毛沢東・鄧小平・習近平が見た夢 (ジンミンゲンンノコクボウ モウタクトウ トウショウヘイ シュウキンペイ)

社会一般
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発行:小学館
四六判
400ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-09-389771-6   COPY
ISBN 13
9784093897716   COPY
ISBN 10h
4-09-389771-9   COPY
ISBN 10
4093897719   COPY
出版者記号
09   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2017年5月29日
書店発売日
登録日
2017年4月4日
最終更新日
2024年10月25日
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書評掲載情報

2017-07-23 朝日新聞  朝刊
評者: 諸富徹(京都大学教授・経済学)
2017-07-15 日本経済新聞  朝刊
評者: 鹿野嘉昭(同志社大学教授)
2017-06-25 読売新聞  朝刊
評者: 奈良岡聰智(京都大学教授・政治史学者)
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紹介

通貨と権力の150年史

【朝日・日経・読売、週刊東洋経済、週刊現代ほか各紙書評欄に掲載】

「経済力の日中逆転という歴史的転換点にあって、日本は自らの新しい立ち位置を見いだせるのだろうか、さまざまな思考をかき立ててくれる秀逸な一書だ」 ――京都大学教授・諸富徹氏(朝日新聞7月23日付)

「東アジア通貨烈烈――本書は人民元をめぐって蠢く人間と権力の大河ドラマである」 ――北海道大学大学院教授・遠藤乾氏(週刊現代8月5日号)

「国際金融のキーマン達へのインタビューがふんだんに引用されており、圧巻である」 ――京都大学教授・奈良岡聰智氏(読売新聞6月25日付)

「ビットコインなど仮想通貨の出現により、政治に翻弄されてきた貨幣が、逆に政治を変えるかもしれない。それが著者の意味深な結びである」 ――早稲田大学教授・天児慧氏(京都新聞7月9日付)

【本書まえがき】
中国の通貨の種類は一時、千を超えたとも言われている。
国内は、もとよりばらばら。列強の外貨は押し寄せる。もたもたしているうち、日本の「円」とつながる通貨が、満州国のみならず攻め込んでくる。清朝末期から百年の通貨事情は、中国という国家が置かれていた状況と、まさにコインの表裏である。この時代に刻まれた記憶から、中国の人々の胸の奥底には、国が分裂の危機にさらされるのではないかという恐怖がある。とりわけ統治者には。

【内容紹介】
毛沢東が統一の「象徴」として産み落とし、トウ小平が「改革開放」のために育み、習近平が「世界制覇」の足がかりとした。人民元の正史を辿りつつ、戦前、「反日通貨」としてばらまかれ、戦後、「円」の盛衰を反面教師にしてきた裏面史も明らかにする。

世界経済の主役に躍り出た紅い通貨――。
取材期間20年を経て、その秘史に分け入る。

【目次】
プロローグ 瓜を割られる恐怖
1章 通貨と権力
2章 「Y」をめぐって
3章 良貨か、悪貨か
4章 危機と競争
5章 サークルズ、それは圓の仲間たち
6章 通貨の番人
7章 覇権
エピローグ 顔のない通貨


【編集担当からのおすすめ情報】
計7年間にわたり、朝日新聞・中国(北京・上海)特派員を務めた筆者が、通貨を通して国を、経済を、中国指導者を映した圧巻のノンフィクションです。

中国の歴代指導者がいかに通貨をもって国を治めようとしたのか――。本書では、それが「物語」として紡がれています。

海の向こうの話と考えてはいけません。
過去、欧米からの「人民元切り上げ」要求に異常なまでの拒絶反応を示してきた中国指導部ですが、その背景には、日本における「プラザ合意→バブル崩壊」という構図があることも分かります。つまり、中国指導部は、日本の金融政策の成否をしっかりと研究し、自らの指針としているのです。

人民元全150年史を描いた歴史書としても、中国経済の趨勢を描いたビジネス書としても、毛沢東から習近平に到る歴代指導者の人物列伝としても、本書は読むことができます。

目次

プロローグ 瓜を割られる恐怖
1章 通貨と権力
2章 「Y」をめぐって
3章 良貨か、悪貨か
4章 危機と競争
5章 サークルズ、それは圓の仲間たち
6章 通貨の番人
7章 覇権
エピローグ 顔のない通貨

上記内容は本書刊行時のものです。