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逆説の日本史 25
明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎
発行:小学館
四六判
384ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2020年7月8日
- 書店発売日
- 2020年7月3日
- 登録日
- 2020年6月10日
- 最終更新日
- 2020年7月2日
紹介
大英帝国は、なぜ日本と同盟を結んだのか?
『週刊ポスト』誌上で、じつに四半世紀以上にわたり連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。前巻より1年半ぶりの刊行となる最新刊25巻では、西洋近代化の流れのなかで進んだ「文化大改革」と、大英帝国との同盟を実現しながらロシアとの開戦へ傾いていった明治政府の動きについて詳述しています。
第一章では、文学、国語、唱歌といった日本語の「改造」計画について考察します。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアは、なぜ闇に葬られたのか? 政府が「唱歌」に込めた隠された意図とは何だったのか?
第二章のテーマは、明治になって急速に進んだ、演劇と芸術の変革です。とくに、川上音二郎が実践者となった「演劇改良運動」、そして彼の妻「マダム貞奴」に代表される女優の復活について焦点を当てています。
第三章では、誇り高き大英帝国が「栄光ある孤立」を捨てて極東の小国・日本と同盟を結んだ真意とその影響。さらに、ヨーロッパを席巻した「黄禍論」について解説します。
歴史を俯瞰する“井沢史観”の真髄が盛り込まれた、渾身の一冊です。
上記内容は本書刊行時のものです。