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わたしのペンは鳥の翼 アフガニスタンの女性作家たち(著/文) - 小学館
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わたしのペンは鳥の翼 (ワタシノペンハトリノツバサ)

文芸
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発行:小学館
四六判
256ページ
定価 2,100円+税
ISBN
978-4-09-356742-8   COPY
ISBN 13
9784093567428   COPY
ISBN 10h
4-09-356742-5   COPY
ISBN 10
4093567425   COPY
出版者記号
09   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年10月31日
書店発売日
登録日
2022年7月30日
最終更新日
2022年10月25日
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書評掲載情報

2022-12-10 日本経済新聞  朝刊
評者: 山崎佳代子(詩人)
2022-12-03 毎日新聞  朝刊
評者: 中島京子(作家)
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紹介

アフガンの女性作家たちによる23の短篇集

書くことがこんなにも強靭な抵抗になるなんて。
この炎のような短篇集を読み、語り合うことで、彼女たちの命懸けの戦いにくわわろう。――柚木麻子

早急に、世界に届けられなければならない声がある。
そしてその声は、物語の力を借りて、何より強いものとなる。――西加奈子

どんなに過酷な現実が目の前にあっても私たちは描く。
ペンを持っている間だけ心は自由に空を飛べるから。――窪美澄

抑圧・蹂躙され口を塞がれた女性たちがペンを執り、鳥の翼のように自由に紡ぎ出した言葉の数々。女性嫌悪、家父長制、暴力、貧困、テロ、戦争、死。一日一日を生き抜くことに精一杯の彼女たちが、身の危険に晒されても表現したかった自分たちの居る残酷な世界と胸のなかで羽ばたく美しい世界。
アフガニスタンの女性作家18人が紡ぎ出す、心揺さぶる23の短篇集。



【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、2022年2月に英国で刊行されたアフガニスタンの女性作家18名による23の短篇集の邦訳版です。紛争地域の作家育成プロジェクト〈UNTOLD〉による企画編集で、3年前からイギリスとアフガニスタンでやりとりをしながら、「小説を描きたい」という女性たちを広く募り、一冊へとまとめ上げました。アフガニスタンでは2021年夏にタリバンが政権を奪還し、女性への抑圧も急激に強くなりました。女生徒たちは教育の機会を奪われたまま、女性は全身を覆うブルカの着用を義務づけられ、単独での遠出を禁じられるという、21世紀とは思えない状況が続いています。そのような中で、本書の著者のうち数名は、身の安全のため国外への避難を余儀なくされています。
ここに集められた短篇は、死や暴力、激しい女性憎悪や差別と隣り合わせの重い日常を描いたものも少なくありません。また日本に暮らす私たちとは価値観も異なり、簡単には理解出来ないこともあります。
それでも、想像を絶する過酷な毎日を強いられる彼女たちが紡ぎ出す言葉には、誰もが激しく胸を揺さぶられるのではないでしょうか。時には本を閉じたくなることもあるかもしれません。それでも、自分たちの日常とかけ離れた世界が描かれているからこそ、一人でも多くに読んでほしい、知ってほしい一冊です。

上記内容は本書刊行時のものです。