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ナチスに挑戦した少年たち
- 初版年月日
- 2018年7月4日
- 書店発売日
- 2018年6月29日
- 登録日
- 2018年5月8日
- 最終更新日
- 2018年6月16日
書評掲載情報
2018-08-12 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 岩間建亜(クレヨンハウス総合文化研究所編集部長) |
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紹介
大戦下のデンマークで本当にあった物語
第二次世界大戦、ナチス占領下のデンマークで、レジスタンス活動をした少年たち。彼らは、自分たちのグループをチャーチルクラブと呼んだ。ドイツと徹底的に戦うと宣言したイギリスの首相、ウィンストン・チャーチルを心から尊敬していたのだ。
少年たちの活動は、自転車で走り回り、標識を壊しドイツ兵を迷子にする、敵の車を破壊する、銃を盗むといった、小さな抵抗の積み重ねだった。チャーチルクラブの妨害活動に、ドイツの占領軍は、最初は戸惑っていたが、そのうちに怒り出し、逮捕命令を出した。捜査が開始されて、この運動は、広く知られるようになり、多くのデンマーク人を勇気づけたのだ。
これは、武器を何一つ持たない少年たちが、ヒトラー率いるナチス軍に抵抗した本当にあった話である。
【編集担当からのおすすめ情報】
ナチスのレジスタンス運動についての物語や、ヒットラーの物語は、数多くあるけれども、今回のような少年たちのレジスタンス運動のノンフィクションは、初めてだと思う。これは、英雄物語ではない。いろんなことを考えさせられる物語だ。
数多くの写真も掲載されていて、臨場感あるノンフィクションになっている。
目次
目次
まえがき 5
1Oprop! 15
2RAFクラブ 27
3チャーチルクラブ 41
4息することを覚える 63
5抵抗の火の手 73
6武器をとれ 85
7ホイップクリームと鉄鋼の街 97
8ある晩、ひとりで 113
9ニーベ攻略作戦 123
10砲弾 131
11引き返さない 141
12ハンス王通り拘置所 153
13壁と窓 175
14ふたたび自由の身に? 191
15ニュボー国立刑務所 199
16釈放直後 223
17本物のレジスタンス 231
18チャーチル氏との夕べ 259
その後の人生 273
参考文献一覧
NOTES
注釈
謝辞
訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。