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こどもを野に放て!  AI時代に活きる知性の育て方 養老 孟司(著/文) - 集英社
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こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方 (コドモヲノニハナテ エイアイジダイニイキルチセイノソダテカタ)

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発行:集英社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ16mm
重さ 290g
208ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-08-788100-4   COPY
ISBN 13
9784087881004   COPY
ISBN 10h
4-08-788100-8   COPY
ISBN 10
4087881008   COPY
出版者記号
08   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年1月17日
最終更新日
2024年3月16日
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紹介

学びにも、ビジネスにも、今必要なのは、身体性に裏打ちされた、たしかな「自然観」!

都市化が急速に進み、子どものリアルな自然経験の少なさによる弊害が指摘されている。人は実際に体験し、そこから得られる知覚を通して抽象的な概念を学び、ゆっくりと知性を育むにもかかわらず、それがないがしろにされている。

本書は、現在急成長中のベンチャー企業・YAMAPの創業者で読書家としても知られる春山慶彦が、養老孟司、中村桂子、池澤夏樹の各氏と、自然体験を通してAI時代に活きる知性の育み方を語り合う。


「現代社会は、感覚から入るものを軽視しがちで、勉強すれば何でも頭に入ると思っています。でも実は、それ以前に身体で感じることが非常に重要なのです」――養老孟司

「合理的に効率よくやろうとしていたら、生きものはとうの昔に消えていたと思います。それから、一つの価値基準で競争させて、いいものだけを残そうとしていたら、やはり消えていたでしょう。矛盾を組み込んで、『何でもあり』でやってきたからこそ、生きものは続いてきた」――中村桂子

「何かうまくいったとき、『俺の腕がいいからだ』と思うのではなく、それはある意味、運であって、運である以上は何かに感謝しなきゃいけない。その何かは必ずしも神様でないかもしれないけれど、たぶんそういう謙虚な姿勢そのものに意味があるのでしょう」――池澤夏樹

「知覚とは、自分を取り巻く世界をどう感じるか。知覚、つまり感覚、感性、五感で世界を捉えること、既存の思考と統合しながら解釈すること。そこに知性の核心がある」――春山慶彦


<目次>
1.養老孟司との対話 自然の中で身体を動かすだけで無意識に学んでいる
2.中村桂子との対話「へんてこ」「無駄」「弱さ」があるから生きていける
3.池澤夏樹との対話 自然に学ぶ「インチキせずに生きる力」

<著者プロフィール>
養老孟司●解剖学者。著書に、『唯脳論』『バカの壁』『子どもが心配』など多数。

中村桂子●生命誌研究者。著書に、『自己創出する生命 普遍と個の物語』『生命誌とは何か』『科学者が人間であること』などがある。

池澤夏樹●小説家・詩人。著書に、『旅をした人―星野道夫の生と死』『されく魂 わが石牟礼道子抄』『また会う日まで』など。

春山慶彦●登山地図アプリ「YAMAP」CEO。電波の届かない山の中でもスマートフォンで位置情報がわかる登山者用地図アプリを提供する「YAMAP」を創業。2018年内閣府が主宰する「宇宙開発利用大賞」において「内閣府特命担当大臣(宇宙政策)賞」を受賞。本書が初の著書となる。

上記内容は本書刊行時のものです。