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コークスが燃えている
発行:集英社
四六判
縦194mm
横134mm
厚さ16mm
重さ 290g
160ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2022年6月3日
- 登録日
- 2022年4月15日
- 最終更新日
- 2022年6月3日
書評掲載情報
2022-08-20 |
朝日新聞
朝刊 評者: 金原ひとみ(小説家) |
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紹介
筑豊の炭鉱町出身の私(ひの子)は東京に住み、もうすぐ40歳になる。非正規で新聞社の校閲の仕事をしているが、3年限定の仕事なので、いずれ新たな職を探さねばならない。両親は他界していて、年下の恋人だった春生とは1年以上前に別れていた。
新型コロナウイルスが広がるなか、前に弟との結婚騒動で出会った女性・沙穂から連絡があり、東京で食事をすることになる。彼女は看護師で、独りで子育てをしていた。ひの子は沙穂の影響で、逡巡しながらも春生にメールを送ってしまう。すると思いがけず返信があり、再び付き合うことになって……。
出会いと別れ、他者とのつながり。
現代女性が対峙する実相を、かつて炭鉱で労働を担った女性たちに心を寄せつつ描く、鮮烈な中編小説。
【著者略歴】
櫻木みわ (さくらき・みわ)
1978年福岡県生まれ。タイ、東ティモール、フランス滞在などを経て、2018年に作品集『うつくしい繭』で単行本デビュー。
上記内容は本書刊行時のものです。