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土に贖う 河崎 秋子(著/文) - 集英社
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土に贖う (ツチニアガナウ)

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発行:集英社
四六判
縦194mm 横134mm 厚さ21mm
重さ 359g
256ページ
定価 1,650円+税
ISBN
978-4-08-771200-1   COPY
ISBN 13
9784087712001   COPY
ISBN 10h
4-08-771200-1   COPY
ISBN 10
4087712001   COPY
出版者記号
08   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年7月11日
最終更新日
2024年3月11日
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書評掲載情報

2019-12-28 朝日新聞  朝刊
評者: 斎藤美奈子(文芸評論家)
2019-09-22 読売新聞  朝刊
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紹介

大藪春彦賞受賞第一作!
明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)
昭和初期、北見ではハッカ栽培が盛んだった。リツ子の夫は出征したまま帰らぬ人となり、日本産ハッカも衰退していく。「全く無くなるわけでない。形を変えて、また生きられる」(「翠に蔓延る」)
昭和三十五年、江別市。装鉄屋の父を持つ雄一は、自身の通う小学校の畑が馬によって耕される様子を固唾を飲んで見つめていた。木が折れるような不吉な音を立てて、馬が倒れ、もがき、死んでいくまでをも。「俺ら人間はみな阿呆です。馬ばかりが偉えんです」(「うまねむる」)
昭和26年、最年少の頭目である吉正が担当している組員のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺してといてこれか」(「土に贖う」)など北海道を舞台に描かれた全7編。
これは今なお続く、産業への悼みだ――。

カバー画:久野志乃「新種の森の博物誌」

【著者略歴】
河崎秋子(かわさき・あきこ)
1979年北海道別海町生まれ。2012年「東陬遺事」で北海道新聞文学賞を受賞。『颶風の王』で2014年に三浦綾子文学賞、2016年にJRA賞馬事文化賞を受賞。2019年『肉弾』で大藪春彦賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。