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なし
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幼な子の聖戦
発行:集英社
文庫判
縦152mm
横105mm
厚さ12mm
重さ 153g
272ページ
定価
630円+税
- 書店発売日
- 2023年1月20日
- 登録日
- 2022年12月14日
- 最終更新日
- 2023年1月12日
書評掲載情報
2023-03-11 |
毎日新聞
朝刊 評者: 和田靜香(ライター) |
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紹介
第 162 回 芥川賞候補作「幼な子の聖戦」と、ビルの窓拭きを描いた話題作「天空の絵描きたち」を収録。
「幼な子の聖戦」――東京で疎外感を味わい、信じかけた新興宗教にも失望し、史郎は故郷に戻って村議となる。幼なじみの仁吾が村長選に立候補すると、改革の理想を語る彼への応援を約束。しかし県議から弱みを握られ、仁吾落選のための不正工作に加担させられることに。心を引き裂かれた史郎はやがて、ある破壊的な衝動に突き動かされていく。
「天空の絵描きたち」――ビルの窓拭きを専門にする会社に転職した小春。仕事を理由に彼氏と微妙な関係にあるが、仲間同士で文字通り命を預けて仕事をする緊張感にのめり込んでいる。ある日、ビル内の盗難事件が原因でリーダーのクマさんこと権田が責任者を下ろされてしまう。クマさんにひそかに憧れていた小春は、彼を焼き鳥店に誘うが……。
【著者略歴】
木村友祐(きむら・ゆうすけ)
1970年、青森県八戸市生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。2009年『海猫ツリーハウス』で第33回すばる文学賞を受賞しデビュー。『イサの氾濫』で三島賞の候補、『聖地Cs』で野間文芸新人賞の候補となる。他に『野良ビトたちの燃え上がる肖像』、『幸福な水夫』、『私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ』(作家・温又柔との往復書簡集)がある。
上記内容は本書刊行時のものです。