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海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史
発行:集英社
新書判
縦173mm
横106mm
厚さ11mm
重さ 140g
208ページ
定価
1,050円+税
- 書店発売日
- 2023年4月17日
- 登録日
- 2023年3月8日
- 最終更新日
- 2023年4月5日
書評掲載情報
2023-07-01 | 毎日新聞 朝刊 |
2023-05-14 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
有史以来、アルメニアは次々と勃興する帝国のはざまで侵略を受け、「ディアスポラ(離散)」という運命に晒されてきた。
離散したアルメニア人たちは、近世のユーラシア大陸では「陸の巡回商人」として活躍していたが、近代になると「海の商人」に変貌し、インド・東南アジアを経て、香港や上海、日本にまで到来していたことが調査により明らかになった。
彼らは各地でどのようにコミュニティを築き、いかに生き抜いてきたのか――。
インド、マレーシアなどでの資料収集、墓碑調査、インタヴューをもとに、アルメニア商人たちの姿をアジア交易の視点から鮮やかに描き出す。
重松伸司(しげまつ しんじ)
歴史学者。
追手門学院大学名誉教授。
「マレーシアおよびシンガポールにおけるインド移民社会の形成と変容」をテーマに博士号取得(文学)。
著書に『マラッカ海峡物語 ペナン島に見る多民族共生の歴史』(集英社新書)、『マドラス物語――海道のインド文化誌』(中公新書)など。
上記内容は本書刊行時のものです。