..
この書影の使用については、
出版社にご相談ください。
出版社にご相談ください。
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
コミック客注センター:
注文電話番号:
注文FAX番号:
なし
書籍注文センター:
注文電話番号:
注文FAX番号:
販売部代表(雑誌,問い合わせ等):
注文電話番号:
注文FAX番号:
なし
注文サイト:
他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学
発行:集英社
新書判
縦173mm
横106mm
厚さ13mm
重さ 177g
280ページ
定価
900円+税
- 書店発売日
- 2022年1月17日
- 登録日
- 2021年12月7日
- 最終更新日
- 2021年12月29日
書評掲載情報
2022-03-12 |
毎日新聞
朝刊 評者: 中島岳志(東京工業大学教授・政治学) |
2022-03-05 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 頭木弘樹(文学紹介者) |
2022-03-05 |
朝日新聞
朝刊 評者: 宇田川元一(埼玉大学准教授・経営学) |
MORE | |
LESS |
紹介
生の手ざわりを求めて――。
“正しさ"は病いを治せるか?
“自分らしさ"はあなたを救うか?
不調の始まる前から病気の事前予測を可能にし、予防的介入に価値を与える統計学的人間観。
「自分らしさ」礼賛の素地となる個人主義的人間観。
現代を特徴づける一見有用なこの二つの人間観は、裏で手を携えながら、関係を持つことではじめて生まれる自他の感覚、すなわち「生の手ざわり」から私たちを遠ざける。
病いを抱える人々と医療者への聞き取り、臨床の参与観察、人類学の知見をもとに、今を捉えるための三つ目の人間観として関係論的人間観を加えた。
現代社会を生きる人間のあり方を根源から問う一冊。
◆目次◆
第一部 リスクの手ざわり
第1章 情報とリスク
第2章 正しく想像せよ
第3章 ゴンドラ猫は恐怖する
第4章 新型コロナウイルスの実感
第二部 危機に陥る人々・その救済の物語
第5章 狩猟採集民という救済
第6章 「自分らしさ」があなたを救う
第7章 人とは何か
終 章 生成される時間
◆著者略歴◆
磯野真穂(いその・まほ)
人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。
著書に『なぜふつうに食べられないのか-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。
上記内容は本書刊行時のものです。