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妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ
発行:集英社
新書判
縦173mm
横106mm
厚さ11mm
重さ 149g
224ページ
定価
900円+税
- 書店発売日
- 2021年8月17日
- 登録日
- 2021年7月9日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
書評掲載情報
2021-11-13 |
毎日新聞
朝刊 評者: 中島岳志(東京工業大学教授・政治学) |
2021-10-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: トミヤマユキコ(東北芸術工科大学講師・ライター) |
2021-09-18 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
フェミニズムの「落とし物」がここにある――。
今世紀に入り、日本社会で大きく膨れ上がった「スピリチュアル市場」。
特に近年は「子宮系」「胎内記憶」「自然なお産」に代表されるような妊娠・出産をめぐるコンテンツによって、女性とスピリチュアリティとの関係性はより強固なものとなっていった。
しかし、こうしたスピリチュアリティは容易に保守的な家族観と結びつき、ナショナリズムとも親和性が高い。
本書は、この社会において「母」たる女性が抱く不安とスピリチュアリティとの危うい関係について、その構造を解明する。
「子宮系、胎内記憶、自然なお産。女性たちのスピリチュアルで切実な思いを分析した画期的な本だ。」――森岡正博氏、推薦!
◆目次◆
第1章 妊娠・出産のスピリチュアリティとは何か
第2章 「子宮系」とそのゆくえ
第3章 神格化される子どもたち――「胎内記憶」と胎教
第4章 「自然なお産」のスピリチュアリティ
第5章 女性・「自然」・フェミニズム
第6章 妊娠・出産のスピリチュアリティとその広まり
◆著者略歴◆
橋迫瑞穂(はしさこ・みずほ)
1979年、大分県生まれ。立教大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程後期課程修了。立教大学社会学部他、兼任講師。
専攻は宗教社会学、文化社会学、ジェンダーとスピリチュアリティ。また、ゴシック・ロリータやゲーム、マンガなどのサブカルチャーについても研究している。
著書に『占いをまとう少女たち――雑誌「マイバースデイ」とスピリチュアリティ』(青弓社)がある。
上記内容は本書刊行時のものです。