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新世界秩序と日本の未来 米中の狭間でどう生きるか
- 書店発売日
- 2021年7月16日
- 登録日
- 2021年6月8日
- 最終更新日
- 2024年3月11日
紹介
コロナ後の国際関係はどう展開していくのか?
そして、この国が復活を遂げるためのカギとは?
現代日本を代表する論客ふたりが描き出す、これからの世界の見取り図!
コロナ禍という未曾有の大惨事を経て、世界は劇的な変化を遂げました。
今や、「新世界秩序」とでも呼ぶべき、新たな国際関係が立ち現れつつあります。
アメリカでは混乱と分断の中でトランプが退陣し、バイデン新大統領が誕生。
一方、中国は香港問題やウイグル問題を経ながらも、パンデミックの抑制に成功して「ワクチン外交」に乗り出そうとしています。
この米中による覇権抗争のもとで、コロナ後の世界情勢はどのように動いていくのでしょうか。
そして、日本はいかなる道を選べば良いのでしょうか。
現代日本を代表するふたりの論客が、これからの世界の見取り図を描きます。
【本書の主な内容】
・アメリカの「分断」は、実は建国の時点で宿命づけられていた!
・積極的な対外姿勢の裏側に隠されている、習近平の焦りとは
・2020年代の中国が抱えている「時限爆弾」の正体
・バイデン政権はアメリカの外交をどのように転換させるか
・いま、「トルコ」の動きに最も注目しておくべき理由
・「台湾侵攻」は近いうちに起こり得るのか
・コロナ後の日本が生き抜くために一番大切なことは何か
【目次】
序論 世界史を動かす舞台としての東アジア(姜尚中)
第一章 2013年以降の自民党政権で日本はどう変わったか
第二章 アメリカについて考える
第三章 中国について考える
第四章 「新冷戦」の時代に世界はどう動くか
第五章 米中の狭間で、日本はどう生きるか
おわりに (内田樹)
【著者略歴】
内田樹(うちだ たつる)
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。
著書は『日本習合論』(ミシマ社)、『サル化する世界』(文藝春秋)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書・第6回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書・2010年新書大賞受賞)など多数。第3回伊丹十三賞受賞。現在は神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。
姜尚中(カン サンジュン)
1950年熊本生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。鎮西学院学院長・熊本県立劇場理事長兼館長。著書は累計100万部超のベストセラー『悩む力』とその続編『続・悩む力』『母の教え 10年後の「悩む力」』(いずれも集英社新書)のほか、『ナショナリズム』(講談社学術文庫)、『在日』(集英社文庫)、『維新の影』(集英社単行本)、『マックス・ウェーバーと近代』(岩波現代文庫)、『朝鮮半島と日本の未来』(集英社新書)など多数。小説作品に『母―オモニ―』『心』(いずれも集英社文庫)がある。
上記内容は本書刊行時のものです。