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雫峠 砂原 浩太朗(著/文) - 講談社
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雫峠 (シズクトウゲ)

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発行:講談社
四六変型判
224ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-06-537854-0   COPY
ISBN 13
9784065378540   COPY
ISBN 10h
4-06-537854-0   COPY
ISBN 10
4065378540   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年11月29日
最終更新日
2025年2月5日
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紹介

神山藩が舞台の『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』『霜月記』に連なる最新作。

国を棄てるかもしれぬ。
だが俺が知らぬ顔したら、義妹は死ぬ。

武士の理にあらがった二人の逃避行を描く表題作を含む、
四季薫る神山の原風景と、そこに生きる人々の気品が漂う作品集。

山本周五郎賞作家が織りなす、色とりどりの神山のすがた。
「半夏生」
国の堤を支える父と弟。彼らの背中は清く大きかった。
「江戸紫」
藩主の病が招く騒擾を防ぐ妙案はいかに。
「華の面」
能を通じて思い知る、同い年の藩主の覚悟。
「白い檻」
神山の厳冬。流刑先での斬り合いに漂う哀愁。
「柳しぐれ」
町を駆ける盗人の、一世一代の大仕事。
「雫峠」
神山を出ると決めた、二人の間に芽生えた思い。

~「神山藩シリーズ」とは~
架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された世界観で物語が紡がれる。

著者プロフィール

砂原 浩太朗  (スナハラ コウタロウ)  (著/文

1969年生まれ、兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者に。2016年「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞。2021年『高瀬庄左衛門御留書』で第34回山本周五郎賞・第165回直木賞候補。また同作にて第9回野村胡堂文学賞・第15回舟橋聖一文学賞・第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞、「本の雑誌」2021年上半期ベスト10第1位に選出。2022年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『いのちがけ 加賀百万石の礎』『霜月記』『藩邸差配役日日控』『夜露がたり』『浅草寺子屋よろず暦』『冬と瓦礫』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。