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幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」 毛利 眞人(著/文) - 講談社
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幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」 (マボロシノレコード ケンエツトハッキンノショウワ)

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発行:講談社
46変形
288ページ
定価 2,100円+税
ISBN
978-4-06-532257-4   COPY
ISBN 13
9784065322574   COPY
ISBN 10h
4-06-532257-X   COPY
ISBN 10
406532257X   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年9月22日
最終更新日
2024年3月18日
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書評掲載情報

2024-02-24 朝日新聞  朝刊
評者: 保阪正康(評論家)
2024-01-06 日本経済新聞  朝刊
評者: 通崎睦美(木琴奏者)
2023-12-17 読売新聞  朝刊
評者: 金子拓(東京大学教授・歴史学者)
2023-12-16 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 松村洋(音楽評論家)
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紹介

本書は当時最新の、音声にかかわるメディアであったレコードの検閲について、内務省当局の記録である『出版警察報』をメイン史料として浮き彫りにします。レコードは最新の音声・映像メディアであるラジオ・映画に比して、一般大衆が実際に手元に置けるという点で従来の書物と地続きのものでしたが、再生装置の必要性、享受の複数性・同時性などの特徴から従来の「活字の取り締まり」とは違う位相を呈することになりました。
レコード検閲は内務省警保局図書課レコード検閲係(のち検閲官)がおこないましたが、官と民の意見のすり合わせをする「内閲」や「懇談」を通じて、やがて発禁を避けるためのレコード会社による自主検閲(=自粛)という仕組みができあがります。
敗戦後、検閲は憲法によって禁止され、GHQによる占領期を除いて公式にはおこなわれてはいませんが、クレームを恐れるレコード会社や放送局の自主規制が検閲の役割を果たしているという点で、その仕組みはいまなお変わっていません。さらにSNSの普及によって検閲はいまや一般大衆の手に委ねられたとさえいえ、企業が自粛する構図ができあがっているのです。
本書は「昭和」という時代における音声メディアと権力との関係、メディア自身のありようがどのようなものであったかをさぐります。また、本書ではこれまで取り上げられることのなかったレコード検閲係(官)小川近五郎という人物の実像に迫ります。レコード検閲で下級官僚が果たした役割をたどりつつ、その人間味をも含めて「現場からの歴史」を描きます。

著者プロフィール

毛利 眞人  (モウリ マサト)  (著/文

毛利眞人(もうり・まさと)
1972年、岐阜県郡上市生まれ。音楽・レコード史家 /音楽評論家。高校時代より地元紙にコラムを寄稿。大阪芸術大学中退後、中古レコード店勤務を経てライターとなる。専門は近代音楽と文化史、日本洋楽史、世界と日本のレコード史。ボン大学・片岡プロジェクト及び早稲田大学演劇博物館招聘研究員。SP 盤復刻CD の音源提供・監修を手がけるほか、テレビ番組のリサーチャー、蓄音機を用いたコンサート・講座を開催している。著書に『貴志康一 永遠の青年音楽家』(国書刊行会)、『ニッポン・スウィングタイム』『沙漠に日が落ちて 二村定一伝』『ニッポン エロ・グロ・ナンセンス 昭和モダン歌謡の光と影』(いずれも講談社)、『SPレコード入門 基礎知識から史料活用まで』(スタイルノート)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。