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出版者情報
ゴリラ裁判の日
発行:講談社
四六変型判
336ページ
定価
1,750円+税
- 書店発売日
- 2023年3月15日
- 登録日
- 2023年1月20日
- 最終更新日
- 2023年3月9日
書評掲載情報
2023-04-30 |
産經新聞
朝刊 評者: 吉田大助(ライター・書評家) |
2023-04-01 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2023-03-19 |
読売新聞
朝刊 評者: 宮部みゆき(作家) |
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紹介
カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解する。手話を使って人間と「会話」もできる。カメルーンで、オスゴリラと恋もし、破れる。厳しい自然の掟に巻き込まれ、大切な人も失う。運命に導かれ、ローズはアメリカの動物園で暮らすようになった。政治的なかけひきがいろいろあったようだが、ローズは意に介さない。動物園で出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係にもなる。順風満帆のはずだった――。
その夫が、檻に侵入した4歳の人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。なぜ? どうして麻酔銃を使わなかったの? 人間の命を救うために、ゴリラは殺してもいいの? だめだ、どうしても許せない! ローズは、夫のために、自分のために、正義のために、人間に対して、裁判で闘いを挑む! アメリカで激しい議論をまきおこした「ハランベ事件」をモチーフとして生み出された感動巨編。第64回メフィスト賞満場一致の受賞作。
上記内容は本書刊行時のものです。