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出版者情報
サーカスの子
発行:講談社
四六判
280ページ
定価
1,900円+税
- 書店発売日
- 2023年4月3日
- 登録日
- 2023年3月6日
- 最終更新日
- 2023年3月28日
書評掲載情報
2023-05-14 |
読売新聞
朝刊 評者: 尾崎世界観(ミュージシャン・作家) |
2023-05-13 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 高橋秀実(ノンフィクション作家) |
2023-05-06 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
大天幕の中に入ると、そこは夢の世界だった。--
舞台の上で繰り広げられる華やかなショー、旅を日常として生きる芸人たち。子供時代をサーカスで過ごした著者が、失われた〈サーカスの時代〉を描く、私的ノンフィクション。
あの場所は、どこへ行ったのか?
僕がそのときいた「サーカス」という一つの共同体は、華やかな芸と人々の色濃い生活が同居する場所、いわば夢と現が混ざり合ったあわいのある場所だった。(本文より)
幼いころ母とともにキグレサーカスで暮らした著者は、四十年近い歳月を経て、当時の芸人たちの物語を聞きにいく。
それは、かつて日本にあった貴重な場所の記録であり、今は失われた「故郷」と出会い直していくような経験だった。
気鋭のノンフィクション作家による注目作。
目次
・プロローグ ひとかけらの記憶の断片から1
第一章 終わらない祭りの中で
・ひとかけらの記憶の断片から2
第二章 サーカス芸人、女三代
・ひとかけらの記憶の断片から3
第三章 サーカスの男たち
・ひとかけらの記憶の断片から4
第四章 二人の道化師
終章 最後のサーカスの子
・エピローグ ひとかけらの記憶の断片から5
上記内容は本書刊行時のものです。