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どうした、家康 上田 秀人(著/文) - 講談社
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どうした、家康 (ドウシタイエヤス)

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発行:講談社
文庫判
304ページ
定価 680円+税
ISBN
978-4-06-530504-1   COPY
ISBN 13
9784065305041   COPY
ISBN 10h
4-06-530504-7   COPY
ISBN 10
4065305047   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0193  
0:一般 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年11月30日
最終更新日
2024年1月24日
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紹介

人質から天下人へ。徳川家康のドラマチック人生!

幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。〈文庫オリジナル〉

織田家の人質となっていた少年時代
桶狭間の戦い
三河一向一揆
三方ヶ原の戦い
本能寺の変後の伊賀越え
小牧長久手の戦い
関東移封
関ヶ原の戦い
大坂夏の陣
など。

徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。

目次

囚われ童とうつけ者 矢野 隆
悪妻の道 風野真知雄
生さぬ仲 砂原浩太朗
三河より起こる 吉森大祐
徳川改姓始末記 井原忠政
鯉 谷津矢車
親なりし 上田秀人
魔王 松下隆一
賭けの行方 神君伊賀越え 永井紗耶子
長久手の瓢 山本巧次
塩を納めよ 門井慶喜
点睛 小栗さくら
燃える城 稲田幸久

著者プロフィール

上田 秀人  (ウエダ ヒデト)  (著/文

1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズは、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第1位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。抜群の人気を集める。「百万石の留守居役」は初めて外様の藩を舞台にしたシリーズ。文庫時代小説の各シリーズのほか歴史小説にも取り組み、『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に『竜は動かず 奥羽越列藩同盟顛末(上下)』『戦端』など。2022年第7回吉川英治文庫賞を「百万石の留守居役」シリーズで受賞した。

稲田 幸久  (イナダ ユキヒサ)  (著/文

1983年広島県生まれ。大阪教育大学大学院修了。21年に第13回角川春樹小説賞を『駆ける 少年騎馬遊撃隊』で受賞しデビュー。同作は第12回広島本大賞を受賞し、続編も刊行されている。

井原 忠政  (イハラ タダマサ)  (著/文

神奈川県出身。2000年に「連弾」が第25回城戸賞に入選し、経塚丸雄名義で脚本家デビュー。16 年「旗本金融道」シリーズ(経塚丸雄名義)で時代小説家デビュー。17 年『旗本金融道(一) 銭が情けの新次郎』で第6回歴史時代作家クラブ新人賞受賞。21年「三河雑兵心得」シリーズで「この時代小説がすごい! 2022年版」文庫書下ろしランキング1位。

小栗 さくら  (オグリ サクラ)  (著/文

東京都生まれ。博物館学芸員の資格を持つ歴史タレントとして活動する他、歴史系アーティスト、歌手、作詞家、声優としても活躍中。小説現代2018年10月号に初めての小説「歳三が見た海」を発表した。22年に初の小説集『余烈』を刊行。

風野 真知雄  (カゼノ マチオ)  (著/文

1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい秘剣帖』『姫は、三十一』『大名やくざ』『占い同心 鬼堂民斎』などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。

門井 慶喜  (カドイ ヨシノブ)  (著/文

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞。近著に『ロミオとジュリエットと三人の魔女』『信長、鉄砲で君臨する』『江戸一新』などがある。

砂原 浩太朗  (スナハラ コウタロウ)  (著/文

1969年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者となる。2016年「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞しデビュー。2021年刊行の『高瀬庄左衛門御留書』が、第165回直木賞候補・第34回山本周五郎賞候補となったほか、第9回野村胡堂文学賞・第15回舟橋聖一文学賞・第11回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、「本の雑誌」2021年上半期ベストテン第1位など高評価を受ける。2022年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞受賞。

永井 紗耶子  (ナガイ サヤコ)  (著/文

1977年神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒業。2010年『絡繰り心中』で第11回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。20年『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で、第3回細谷正充賞、第10回本屋が選ぶ時代小説大賞、21年、第40回新田次郎賞を受賞。22年『女人入眼』で第167回直木賞候補に。

松下 隆一  (マツシタ リュウイチ)  (著/文

1964年兵庫県生まれ。京都市在住。第10回シナリオ大賞佳作受賞の『二人ノ世界』が2020年に永瀬正敏主演で同名映画化。同年、第1回京都文学賞を「もう森へは行かない」(刊行に際して『羅城門に啼く』に改題)で受賞。作家、脚本家として活躍中。他の著書に『ゲンさんとソウさん』『春を待つ』がある。2023年2月に講談社より新作長編を刊行予定。

谷津 矢車  (ヤツ ヤグルマ)  (著/文

1986年東京都生まれ。2012年『蒲生の記』で第18回歴史群像大賞優秀賞を受賞。2013年『洛中洛外画狂伝』でデビュー。2018年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。演劇の原案提供も手がけている。他の著書に『吉宗の星』『ええじゃないか』などがある。

矢野 隆  (ヤノ タカシ)  (著/文

1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼(ぶら)無頼(ぶら)ッ!』『兇』『勝負(ガチ)!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。2021年に『戦(いくさ)百景 長篠の戦い』で第4回細谷正充賞を、2022年に『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著書に『戦百景 桶狭間の戦い』『戦百景 関ヶ原の戦い』『戦百景 川中島の戦い』『戦百景 本能寺の変』などがある。

山本 巧次  (ヤマモト コウジ)  (著/文

1960年和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。2015年『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』が第13回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉となりデビュー。同作はシリーズ化され、人気を博している。18年『阪堺電車177号の追憶』で第6回大阪ほんま本大賞受賞。他の著書に「入舟長屋のおみわ」シリーズ、「まやかしうらない処」シリーズなどがある。

吉森 大祐  (ヨシモリ ダイスケ)  (著/文

1968年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。大学時代より小説を書き始めるも、1993年に某電機メーカーに入社。40代半ばにまた小説を書き出し、2017年『幕末ダウンタウン』で第12回小説現代長編新人賞、20年『ぴりりと可楽!』で第3回細谷正充賞を受賞する。近著に『うかれ十郎兵衛』『東京彰義伝』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。