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出版者情報
パレードのシステム
発行:講談社
四六変型判
176ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2023年1月26日
- 登録日
- 2022年12月13日
- 最終更新日
- 2023年2月9日
書評掲載情報
2023-03-12 |
産經新聞
朝刊 評者: 仲俣暁生(文芸評論家・編集者) |
2023-03-11 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 佐々木敦(批評家) |
2023-02-11 |
朝日新聞
朝刊 評者: 金原ひとみ(小説家) |
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紹介
鮮明で美しく、静謐かつ余韻に満ちたレクイエム、芥川賞作家の新境地。
人生はパレード、荘厳な魂の旅路。台湾と日本、統治と戦争の歴史に及ぶ記録と記憶の軌跡――。
祖父の自死をきっかけに実家のある地元に帰った美術家の私。祖父が日本の植民地だった戦前の台湾に生まれ育った「湾生」と呼ばれる子どもだったことを知り、日本統治下の台湾について調べ、知人からも話を聞き、誘われるまま台湾を訪れることになる。祖父の自死の原因、理由を探り、自身のルーツ・アイデンティティを確かめるための台湾訪問だが、何かに導かれるように台湾先住民の系譜にある人物の葬儀に参加することになる。日本とは全く違う儀式や儀礼、風景に触れるうち、戦争や生と死・祖父の思い出・美大時代唯一の友人の死、様々なイメージが想起され喚起されていくのだった。
上記内容は本書刊行時のものです。