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〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへ 大澤 真幸(著/文) - 講談社
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〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへ (セカイシノテツガク ゲンダイヘン イチ フロイトカラファシズムヘ)

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発行:講談社
四六変型判
368ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-06-528448-3   COPY
ISBN 13
9784065284483   COPY
ISBN 10h
4-06-528448-1   COPY
ISBN 10
4065284481   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年6月24日
最終更新日
2022年7月14日
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書評掲載情報

2022-09-03 毎日新聞  朝刊
評者: 橋爪大三郎(社会学者)
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紹介

 今回われわれは、「近代篇」で見出した、西洋近代を成り立たせているメカニズムーーとりわけ「宗教としての資本主義」ーーの最終的な結果として、精神のエディプス的な構造がもたらされている、ということを示してきた。エディプス・コンプレックスの理論は、一九世紀近代を成り立たせていた諸契機が諸契機が結集することで生まれたものだ。この点を明らかにしたことには実は、さらなる狙いがある。この後、フロイトの理論に、とてつもなく大きな転回が生ずる。このことは、近代の後に、そして近代の延長線上に大きな断絶が現れることを示唆している。この断絶こそが「現代篇」の主題となる。(第1章より)

目次

まえがき
第1章 資本主義とエディプス化
第2章 もうひとりのモーゼ
第3章 絶望としての信仰
第4章 永劫回帰の多義性
第5章 〈しるし〉が来た
第6章 権力への意志と死の恐怖
第7章 「気まぐれな預言者」と「決断する主権者」
第8章 ふたつの全体主義とその敵たち
第9章 もうひとりの「もうひとりのモーゼ」
第10章 ヨーロッパ公法の意図せざる効用
第11章 〈ラッセルの逆説〉と〈ヘーゲルの具体的普遍〉
第12章 大英帝国(ブリティッシュ・エンパイア)から
第13章 第三帝国(ダス・ドリテ・ライヒ)へ
第14章 特殊と普遍の弁証法的関係
あとがき

著者プロフィール

大澤 真幸  (オオサワ マサチ)  (著/文

【著者紹介】
大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年長野県松本市生まれ。
東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。
現在、月刊個人思想誌『大澤真幸 THINKING「O」』刊行中、「群像」誌上で評論「〈世界史〉の哲学」を連載中。

上記内容は本書刊行時のものです。