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とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起 伊藤 比呂美(著/文) - 講談社
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書店員向け情報 HELP

9784065282946

とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起 (トゲヌキ シンスガモジゾウエンギ)

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発行:講談社
文庫判
352ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-06-528294-6   COPY
ISBN 13
9784065282946   COPY
ISBN 10h
4-06-528294-2   COPY
ISBN 10
4065282942   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0193  
0:一般 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年6月1日
最終更新日
2022年7月7日
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紹介

故郷をおんでて何十年、他国に流離で十何年、親も夫も子も危機で、死と老いと病とが降りかかる。それでも生き抜く伊藤しろみ。この苦が、あの苦が、すべて抜けていきますように。本書は詩であり、語り物であり、また、すべての苦労する女たちへの道しるべである。単行本未収録とげ抜きスケッチ2篇を巻末収録。
〈目次〉
伊藤日本に帰り、絶体絶命に陥る事
母に連れられて、岩の坂から巣鴨に向かう事
渡海して、桃を投げつつよもつひら坂を越える事
投げつけた桃は腐り、伊藤は獣心を取り戻す事
人外の瘴気いよいよ強く、白昼地蔵に出遇う事
道行きして、病者ゆやゆよんと湯田温泉に詣でる事
舌切らず、雀は婆を追い遣る事
梅雨明けず、母は断末魔に四苦八苦する事
ポータラカ西を向き、粛々と咲いて萎む事
鵜飼に往来の利益を聴きとる事
耳よ。おぬしは聴くべし。溲瓶のなかの音のさびしさを。の事
秋晴れに浦島の煙立ち昇る事
瘤とり終に鬼に遇い、雀の信女は群れ集う事
伊藤ふたたび絶体絶命、子ゆえの闇をひた走る事
とげ抜きの信女絶望に駆られて夫を襲う事
良い死に方悪い死に方、詩人は死を凝視める事
伊藤病んで、鳥花に変じ、巨木はべつに何にも変わらぬ事
あい子地蔵の火に触れる事
山姥の灯を吹き消すやハロウィーンの事

著者プロフィール

伊藤 比呂美  (イトウ ヒロミ)  (著/文

1955年、東京都生まれ。詩人。1980年代女性詩ブームを牽引。結婚、出産、離婚を経て、1997年には3人の娘と共に渡米。28歳年上イギリス人パートナーとカリフォルニアで暮らしながら、熊本に住む両親の介護のため日米を往還する。母、父、パートナーを順に看取った後、2018年、拠点を熊本に移す。2021年春まで早稲田大学教授。子育て、更年期、介護、女性の人生を文学に詩に昇華し語り部となり、中高齢の女性を中心に幅広く支持され、近年ますます注目され、人気が高まっている。1998年から西日本新聞紙上で身の上人生相談を続け、各地でライブでの人生相談も活況。『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』本書にて萩原朔太郎賞・紫式部賞をW受賞。『読み解き「般若心経」』(朝日文庫)、『犬心』(文藝春秋)、『道行きや』(新潮社)、『いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経』(朝日新聞出版)ほか著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。