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極限の思想 バタイユ エコノミーと贈与 佐々木 雄大(著/文) - 講談社
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極限の思想 バタイユ エコノミーと贈与 (キョクゲンノシソウ バタイユ エコノミートゾウヨ)

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発行:講談社
四六判
370ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-06-523948-3   COPY
ISBN 13
9784065239483   COPY
ISBN 10h
4-06-523948-6   COPY
ISBN 10
4065239486   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0310  
0:一般 3:全集・双書 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年8月26日
最終更新日
2024年1月9日
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書評掲載情報

2021-11-27 朝日新聞  朝刊
評者: 犬塚元(法政大学教授・政治思想史)
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紹介

大澤真幸・熊野純彦両氏の責任編集による新たな叢書、ついに刊行開始! 「自らの思考を極限までつき詰めた思想家」たちの、思想の根源に迫る決定版。21世紀のいま、この困難な時代を乗り越えるには、まさにこれらの極限にまで到達した思想こそ、参照に値するだろう。
本書は、バタイユの思想を、一貫して「エコノミー」という観点から読解する。「エコノミー」とは、単に経済をさす概念ではない。人間は計算も見返りもなく贈与することができる。このような消尽も含めた人間の全体性の考察こそがバタイユのエコノミー論だった。人間の意識が極限に至ることで、生産から消費へ、有用性から栄光へ、〈俗なるもの〉から〈聖なるもの〉へと転倒が生じるという、バタイユ思想の根幹を明らかにする従来にない鮮烈な論考!

【目次より】
序 章 バタイユのエコノミー論
第一章 エコノミー論の生成
    1.一九四五年九月二九日付ガリマール宛書簡 2.松毬の眼 3.消費の概念
第二章 エコノミー論の軌跡
    1.異質学 2.聖社会学 3.有用なものの限界
第三章 エコノミー論の探究
    1.知/非 知 2.可能なもの/不可能なもの 3.限定エコノミー/一般エコノミー
第四章 エコノミー論の展開
    1.贈与 2.エロティシズム 3.〈聖なるもの〉 4.至高性
終 章 バタイユの贈与論
補 論 エコノミー概念小史

目次

序 章 バタイユのエコノミー論
第一章 エコノミー論の生成
    1.一九四五年九月二九日付ガリマール宛書簡 2.松毬の眼 3.消費の概念
第二章 エコノミー論の軌跡
    1.異質学 2.聖社会学 3.有用なものの限界
第三章 エコノミー論の探究
    1.知/非 知 2.可能なもの/不可能なもの 3.限定エコノミー/一般エコノミー
第四章 エコノミー論の展開
    1.贈与 2.エロティシズム 3.〈聖なるもの〉 4.至高性
終 章 バタイユの贈与論
補 論 エコノミー概念小史

著者プロフィール

佐々木 雄大  (ササキ ユウタ)  (著/文

1978年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(’文学)。現在、日本女子大学人間社会学部講師。専攻は哲学・倫理学。
共著に『現代哲学の名著』(中公新書)、論文に「バタイユにおける聖と俗の対立の問題」(『倫理学年報』第67巻)、「〈エコノミー〉の概念史概説」(『Nyx』 第一号主幹)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。